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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第12話 話をしよう。全力で
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――side響――
例の一件以来、訓練は更に厳しさを増した。けれどその中で一番ティアナが輝いてた。理由は言うまでもなく悩みと凡人発言が無くなったからだ。元々潜在能力は高い方だった、周りの成長に焦ってただけで、本来はこれぐらい出来る子だし。
加えて、指揮官適正。更には実戦で指揮を取れる実績、まだまだ伸びると思うと舌を巻く。そして、間違いなく同世代の中でも上の方に居ると思う。実戦経験の差がでかい、らしい。
特に変わったと思うのが、なのはさんだ。最近はよく皆と話すようになったと。更には自身の戦術の細かい説明、何より隊長と部下ではなく、一人の先輩として話すようになった。これは本当に良い変化だと思う。友達ってわけじゃないけど、こういう付き合いも大事だと思う。色んな事を知っていると、次に出来ることが増えていくから。
で、あれから2日でこの変化を連絡で聞いた。その中で俺はと言うと。
「暇だな」
滅多に帰らない。それどころ数年ぶりに戻ってきたミッドチルダの家で謹慎というか待機してます。機動六課……もとい、本局から辞令連絡が来るのを待ちながら暇を持て余してる。
まぁいいんだけど、隊長陣の顔見なくて済むし……だけど、帰ってこないかもというのは、流石に気が引けて、謹慎で暫く空けるってエリオとキャロに伝えたら凄く悲しそうさせてしまった事。ちょっとそれが気になる。
しかし、よくよく考えると現場凄いよなと思う。俺が自宅待機、流が負傷により待機。2つも穴が空いてる。こんな時に出動が……やめよう。縁起でもない。
さて、やること無い。寝……るのはやめよう。だったらやることは一つ。部屋に置いてある鞘付きの木刀を二本持って、家の外へと出る。
周りが林……と言うより、森に囲まれてるここは、ザンクト・ヒルデ魔法学院から少し離れた山にある小さな旧孤児院、もといアパート。実言うとここには俺以外にも6人。あいつらが各部屋に住んでいる。ただ、ここ最近は俺と奏、震離は帰っていなかった。
まぁ、それはさておき、水の入ったペットボトルを何本か持って表へ出ていく、出る間に両腰に一本づつ木刀を差して、適当な場所で止まり。水の入ったボトルを少し離れた場所へ置き、その中の一本を頭上に持って思いっきり投げる。もちろん中身は入ったままだ。投げたボトルが頂点につき、落ちて来るまでに腰を落として、刀に手を当て、
居合
(
・・
)
の構えを取る。
そして――
――sideヴィータ――
初めて響を見た時、筋がいい。いい感じの指揮が出来るけど、ちょっと弱そうだと思ってた。他の部隊から援軍要請が出た時にFWの奴らが戦ってる所を見たって言ってるのを聞いて、実際に戦ってる所を見ると素直にすげぇと思った。もっと言っちまえば、シグナムとバトったっ
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