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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第12話 話をしよう。全力で
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 あはは、と笑いながら言うけど、普段の皆を見てるせいかどうしても何か出来そうと思ってしまう。今度時間ある時お願いして見せてもらおう。最後に……

「俺は優夜の家の流派、槍術と震離の実家の剣術をベースに我流ですね。つってもまだまだ足元にも届かないですけど」

 ほうほう、我流……なるほど……って。

「えっ、震離の家も剣術やってるの? あまり剣として戦ってる所は見ないけど」

「えぇ。ただ震離は基礎は知ってても剣術としては全然ですよ。それこそ護身用位です」

 ……納得は出来ないけど、何となく分かる。私自身も実家の剣術全然駄目だしね……ちょっとだけ、震離に親近感湧いちゃった。あれ? ということは。

「奏は何もしてないの?」

「奏は……あぁ、唯一響の母さんから直接指導受けてたなー、羨ましかったー」

「羨ましかったって、なんで?」

 煌がいいなぁって呟きながら頬杖してる。でも、なんで? 

「そのまんまですよ。どういうわけか、奏が二丁拳銃使うって分かってた様に、直接教えてたんですよ。俺らには体術しか教えてくれなかったのに」

「門外不出的なことじゃなくて?」

「そういう事なんですかね……? 一応オープンで教えてくれたんですけど。結局響の流派というか名前すらも分かってないですし、そもそもアイツもわからんって言ってるし。一番謎な流派です。体術以外にも暗器とかも使用してますしね」
 
 謎って……でも、そうなると響と奏は同じ流派になるってことは、奏も接近戦ができるかな? 今度試してみよう。後は響だね。響が技を色々見せてくれたらありがたいけど……。今のままじゃ絶対に頼んでも断られるなぁ……。
 なんとかしないと。

「さて、なのはさん。ここらで俺らは失礼しますねー。デバイスの件は、震離か奏に回したほうがいいですよ」

 ガタガタと、椅子から立ち上がって食器トレイを片し始める。もうそんな時間だと思って片付けようと思ったら、時雨が私のトレイも集めて片してくれた。そして、そのまま事務の方面へ。
 さて、今回の話せたことで色々情報が入ったのと、デバイス作成の目処が出来たこと。だけど、暫くは武装よりジャケットの作成を先行させよう。刀は響との問題が解決した時に改めて話し合って決めていこう。暫くは関係を元に戻さないと、話はそれからだ。
 でも、響さ。あなたが思い出させてくれたんだよ。ちゃんと向き合って話し合うって、それが一番なんだって。


 ――sideフェイト――

 今日で謹慎3日目。六課の中では気まずい雰囲気も、徐々に薄くなってきた。はやてもどうしようかと考えてるけど、きっと皆変わらず受け入れてくれると思う。
 だけど、響自身、私達に壁を――いや、拒絶しているかもしれない。大げさかも
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