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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第12話 話をしよう。全力で
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に育てるんだって」
みんな真剣に耳を傾けている。4人の後ろに居る奏と震離も小さく頷いてる……けど、最近どうも元気がないようにも見えるけど?
「なのはさん、本当にアタシ達の事を思ってくれてるんだね」
ティアナの言葉に、スバル、エリオ、キャロが頷いている。良かった……しっかりと伝わった。なのはの想いが。いろいろあったけど、最後には分かってくれたんだ。だけど、それは昨日響が話し合いまで持っていってくれたおかげだ。
あとから聞いて、凄く驚いた。私達と同じくらい、皆の事を大切に思ってたことを。だからこそ、響の底にあるコンプレックスが何か分かった。
けど、今は置いておこう。
「じゃあ、私たちはストライカーズだね!」
満面の笑みでスバルがそう言う。うん、凄くいい。皆で助け合って、勇気を持って進む機動六課のフォワードにピッタリだ。皆も嬉しそうに笑ってる。
「よし!じゃあご飯食べに行こう!」
いいのかなそれ? コケそうになるのをこらえてると、スバルが先頭を切って走り出す。
「「「おう!」」」
ティアナ達も遅れまいとそれに続いた。後ろにいた2人は私に向かって小さく頭を下げた後、4人を追いかけてった。うん。元気いっぱいだ。でも…。ううん、だけど、その前に誤解をとかないと。
少し前、私は響に自分の生まれの事を言った。そして、その返事は間違いなく本気の返事だった。だからなんだろう。昨日のあの目は。響自身気づいてないかもしれないし、私の見間違いかもしれない。
ヘリポートで私を見た時。気にしないで、と。言ってるように見えた。
あの一件で、私達に対する響の態度は180度変わった。優しそうな顔で、今まで下の名前で呼んでいたのが突然名字に変わった。シャーリーでさえも、名字で呼ばれるようになって少し落ち込んでた。
私達に対しては――ううん、特に私にはわかりやすい拒絶、いや距離を取った。多分響はこう考えた、私のあの告白は自分をスパイかどうか試したんだと。
今朝、はやてから自宅待機にすると言われて真っ先に反論した。必要はないと。だけど、命令無視に越権行為、事情が事情だけど、適当には済ませられないと言われた。もっと言えば、その報告自体を響自身がはやてに伝えていた。逃げ場を自分から断っていたんだ。
そうして謹慎が決まって、響が外へ行く時、見送りに行ったんだけど、目も合わせてくれなかった。静かに私に頭をさげた後、六課を出ていちゃったんだ……。
――sideなのは――
「で、皆は響が謹慎なのに。どうして普通にしていられるの?」
目の前で食事を取る事務の日本人4人を見て、ため息が漏れる。特に深い意味は無い。一番近くの席に座ってる優夜が、
「普通……と言われまして
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