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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第12話 話をしよう。全力で
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句垂れて、割と騒ぎになってしばらく懲罰房入りに。
 そこまでする必要は無いと思った。でも、既に本局の中では、機動六課がギリギリ勝利したという情報が流れているらしい。
 表向きは上層部の奴らが、それを捻じ曲げてたのにそれが伝わっているということは……誰かが情報を流したということ。
 
 そして、それをした可能性が高いのは響だったということ。
 早計かもしれない、でも……アタシもわからないのが。最初に行ったっきりの地下駐車場の不自然な出血痕。それも決して軽くない程の出血量で、そのDNAは響だったということ。
 下手をすれば、何らかの手段で戦闘中に響が何かを地下で行ったという可能性がある。
 
 おかしい、という点しか無いんだ。
 
 この時から、ティアナの様子が変なことに気づいてなかったといえば嘘になる。だけど、それはなのはがなんとかするだろうと思ってた。話し合いも、訓練も全力全開なアイツなら、問題ねぇって。絶対なのはの気持ちはあいつらに伝わってるんだって。
 でも、起きちまった。あの模擬戦が。目の前で無茶してなのはに墜とされて、初めはこう思った。ちゃんと言うこと聞いとけばこうはならなったのにって。あの2人の模擬戦を見てる時、響が呟いたことがずっと頭に残ってる。

 ――違う。そうじゃないでしょう、なのはさん。
 
 模擬戦が進むに連れて、どんどん顔が青くなってた。ティアナが落とされた直後には、落下地点に行って直ぐに連れてった。ティアナを医務室へ連れて行く時、なのはに向けた目が忘れられない。あれは失望した目だった。あたしはすぐになのはの所へ、FW組はティアナの元へそれぞれ向かった。

 落ち込んでるなのはに、あたしは間違ってない。ティアナが無茶しすぎた、とありきたりの事しか言えなかった。
 そして、夜になった時、警報がなって、出動が決まった。ヘリポートへ向かいながら、メンバーを相談、そして、決まったのがあたしとフェイト、なのは。そして……目の離せない響と奏の5人。おそらく今回ガジェットは、新しい機能の確認か、もしくはあたしらの戦力確認だと予想して決めた。

 屋上につく頃には、FW陣が全員揃う。ティアナもそこに居たから心配がなくなった、やっぱりなのはの加減は上手いとさえ、思ってしまった。その場に全員がいることを確認した後は、移動してる間に決めたメンバーをなのはが発表。そして、ティアナに休めと伝えた。

 伝えた瞬間、響が前に出てきて、なのはをヘリの影に連れて行った。止めようと声を掛けるけど、聞こえてなかったみたいだ。二、三言葉を交わしたと思ったら突然。

 ――役立たずって捉えられるって考えなかったか……ッ!?
 
 はっきり聞こえた、違うと否定しようとなのはの側へ行こうとするけど、なのはと響の言い争いは続いて
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