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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第12話 話をしよう。全力で
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かなくて。少し距離を取ってた。
 
 分かってる……ここで響が事実上の左遷を受ければ、響を不穏分子として処理という実績。糸を引いてる人は出せないけど、機動六課に何かあっても押し付けることが出来る上に、在籍して情報を流したとか言えば一時的にでもヘイトを集められる。

 でも……。
 
「……頼る事はしても、お願いは滅多にしない人がしてきたんだもん。負けてほしいけど、勝ってもほしい……難しいよね」

「……うん。でも、ティアナに言ってた手前で、これだよ?」

 奏の懸念も最もだ。だけど……。
 
「むちゃするとこうなるよーっていう……加えて、スバルもやるんだったら被弾上等じゃなくてこれくらいやってみせろっていうか……まぁ、無理無茶は良くないって分かると思うよ」

 私のデバイスに逃して、分散させてたプログラムを組み上げて。響のデバイスに入力して……と。

「……出来た」

「……手は抜いた?」

「……まさか」

「……そっか。あぁ……勝ってほしいなぁフェイトさんに」

 振り返って、寂しそうにつぶやく奏を見て。
 
「大丈夫だよ。何があっても響は――」

 きっと、大丈夫だと。

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