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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第11話 想い
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終了」

 多分最悪に近い形で、それ問題となって現れた。正直この光景を見て、俺は本気で驚いた。
 そして、ティアナが落ちそうになった瞬間。ティアナの落下ポイントを見て、唖然とする。直ぐに落ちた所まで行って、ティアナを抱き抱える。

「響、ティアは」

「大丈夫、気絶だ。医務室に運ぶ」

 何時も震離と同じくらいに笑っているはずのスバルは、何時もの笑顔がなく。なのはさんも俺に目を合わせなかった。

 とにかく。シャマル先生のもとへ連れて行くか。正直、ここにいると何するかわからん。ここが教導隊なら何も思わないで済んだはずなのに。

 きっとティアナと話すと思ってた。全部終わった時に、このコンビネーションの問題を指摘すると。その上で話をするんだ、と。
 
 だけど、そんな考えとは正反対に、話すどころか、気絶までさせるのはさすがにやりすぎではないのかと。現に話すことさえ出来ない。正直この事に怒りを……いや、呆れを感じた。
 だがあんなに頭の切れるティアナが取り乱して、なにより疲労も溜まっていたので、気絶してしまっても仕方ないと何とか納得する。
 何にしてもこれでなのはさんもティアナのこともわかっただろうし、後で二人で話し合って丸く収まるのを待つばかりだ。だけど、俺が一番気になったのは、ティアナを撃つときのなのは隊長の目が気になった。あれは悲しみと悔しさ……そして怒りだった。

 直ぐにティアナを医務室に運び、そっと寝かした。簡単な診察の結果は一応大丈夫らしい。シャマル先生の話だと明日以降にはダメージが残らないように設定されていて、それでいて強力である。シャマル先生の診察に安堵するスバル達、他の隊長達はなのは隊長のところ。震離と奏は俺が言って、煌達の元に行ってくれと頼んだ。この後のことを話すために。ちょっと俺の方で動きが合ったことを伝えるために。
 下手をすれば、しばらく接触できなくなるかも知れないから、と。

 そして、今回の問題はここにあるんだ。

 なのは隊長が。いや高町隊長がティアナにやったことは「教導官」としては満点。いや、それ以上の事だ。それだけ上手いんだからな。

 だけど、今、医務室に居る隊長組はシャマル先生しかいない。流も居るし、倒れたティアナも居るからな。そりゃそうだろう。
 でも、全員が全員知り合いを優先したんだ。他の隊長陣は、高町隊長の技量を信じているから、ティアナは大丈夫と、特に後遺症は無いって思っている。だから、隊長のメンタルケアを上位においた。

 うん、友人関係としては満点だ。普通にいい友情で、関係の深さがよくわかる。だけど「隊長」として。上司としては……考えられる限りの最悪だ。

 ……まぁ、いいかもな。俺も人のこと言えないけど若いんだし。あの人もちゃんと人だもん。何でもか
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