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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第11話 想い
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レは勝手な俺の怒りで八つ当たり、そうじゃないって知ってるし、戦力分布も知ってた。ヴォルケンリッターの皆さんを侮辱したかったわけじゃない。まぁ、吐いちまった以上何言ってるんだって事になるけどね」
ふと、遠くからヘリの音が聞こえて、止まったと思えば。息を切らせて走りこんで来たのは、まず高町隊長。直ぐに場の空気を察して、呼吸を整える。そして、後からやってきたフェイトさんにヴィータ副隊長に奏と震離。そしてまた静かになった。
「ティアナ、正直に。否定なんて絶対にしない……だから、ティアナの思ったことを話して?」
なのはさんの言葉は、いつもの優しい声で紡がれた。それを聞いて、一瞬ティアナの目が潤んだが、堪えて。
「……私、は………凡人……だから、もっと、強くなり、たかった、兄さんは役立たずなんかじゃない、ランスターの魔法は負けないって」
そうして語る過去の話、兄が殉職した、そして上司はそれを無能とメディアで断じた。だから証明する、兄の夢の執務官を、兄の得意だった魔法でたどり着くことで証明しようとしてた。
正直うらやましい。俺は受け継いだものを諦めなきゃいけなかったから。ティアナみたいに磨いても、どうしようも出来ないって、実践に落とし込めるか分からないって、わかったから。
だけどティアナは急いでしまった、努力しなきゃ、無茶をしなくちゃ、夢はかなえられない、と。
何より、ずっと一緒に居たスバルと並べるように、と。
……でも、皆と同じようにやったって夢を叶えられる保証はない。特に周りの急成長と比べて伸びてないと感じてしまえばそれは重く辛く感じるだろう。
自分だけ、取り残されている……と。
それはとても辛い。置いていかれることも、それが出来ない自分への絶望も……割り切ってしまえばいい。でも……割り切るなんて、ギリギリまでしてからじゃないと、それでも出来ないって知らないと……割り切れない。
「……言葉足らずでごめんねティアナ。だから私も……正直に話すよ。
私はティアナの指揮能力に甘えてた。同時に、ティアナならきっと大丈夫だってそう信じてた……だからね。ティアナがどうしてそうしたのか分かっていないのに、八つ当たり紛いな事をしてしまった……苦しんでいる事、追いつめられている事に気づかなかった事に……分かってあげられなかった」
「ちが……わた、私は……私が」
唖然とした後に感極まったみたいに泣き出した。
……そうだよな。尊敬してる人にそんな事言われりゃ感極まるよな。
「これからはティアナを、皆をちゃんと見る。悩んでもちゃんと一緒に答えを探していこう。苦しんでも手を差し伸べる。挫けそうになったら立ち止まって一緒に考える。これからなんだ。私も、ティアナも」
うん、
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