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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第11話 想い
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。だから、ティアナのことを考えてるんだってアピールしたかったのかもしれないけどよ」
「ち、ちが!」
「第一だ、怪我してリハビリを遂げたっていう情報だけで良かったろ……たった9歳でエリオやキャロとそう変わらない年で、魔法を覚えたばかりの人の、
今の
(
・・
)
ティアナ達に出来ない芸当を見せて、どう思うか考えなかったのか?」
あの圧倒的な光景を目の前にティアナは絶望……こそしなかったかもしれないだが、確実に何か思うことがあるだろう。
……少なくとも。
「正直俺はこう思ったよ。魔力量、レアスキル、それ等に恵まれなくとも弛まぬ努力でカバーできるなんて、そんなのは口先だけのことで、才能こそ必要だ、と。
でもね、どっちも腹割って話をしてたら、そもそも回避できた問題だ。高町隊長だって、訓練の先を示せば良かった。ティアナだって、それを知っていたら切れる手札も変わったはずだ。
……ただ、これは……俺の失言も切欠の一つだがな」
「緋凰。それは!」
睨みつけるようにシグナムさんを制し、苦々しくも止まってくれた。
ま、今はもう思っちゃいないけど……少なくとも昔は考えたよな。さて。
「……ティアナ。空戦の最低ランクがどれに指定されてるか、分かるよな?」
「……え、ぁ……Aラン……く」
完全に頭が冷えてるんだろ。どこか怯えたような声だけど……それでもこれは話しておこう。
「そう。Aランク。そして、俺はA−。理由はいくつかあるが、まぁ何だ。一番は……魔力が少ないから、Aランクに見合った……硬さがない。速さがない。中距離択がない。
だから、フロントアタッカーとして満足に機能出来ない。ガードウイングとして、素早く処理を、遊撃できない。センターガードとして、中距離支援が出来ない。でも、空は飛んでるからA−だと。
そしてな。ティアナが見たシグナムさんとの勝負。あれ半分本当で半分嘘なんだよ」
「え?」
不思議そうに皆の視線が……シグナムさん以外の視線が集まるのが分かる。
「魔力なしの勝負だから……拮抗してたんだよ。前に訓練で高町隊長とシグナムさんの同時の訓練あったろ? あの時も俺はマッチアップどころか、震離と流に対応してもらってやり過ごしたけど……アレ単純に速度も火力も空戦機動も勝てないって分かってたから変わってもらったしね」
「……ぁ」
思い出したようにティアナの目が開いた。裏を返せば……そうか、いつかの優夜とシグナムさんの勝負の時点でそう考えてたんだなぁ。
もっとちゃんと話すべきだった。馬鹿みたいに警戒して壁作ってる場合じゃなかった。
「……そして、多分あの日の言葉を聞いたって言うなら……被害が少なくなったの部分にはティアナ達も含まれてるんだよ。
別にア
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