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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第11話 想い
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立たずって捉えられるって考えなかったか……ッ!?」
ここまで伝えてようやくその意味が伝わり。サッと顔が青くなった。
「違う、そんなつもりは!!」
徐々に敬語が抜けていく。同時にどんどん腹が立っていく。この人達は何がしたいんだと。
いや、分かってるメンタルのケアなんて必要ないって、普通の部隊ならそんなの小隊長のやるべきことだと。尉官がすることじゃねぇって知ってる。
でも……心を折る場所かどうかくらい、あの叫びを聞いた上での言葉じゃないだろう?
だけど、俺の考えなんて二の次だ。問題はティアナだ。視線をティアナに戻す。
だけどやっぱり。さっきのあの言葉で顔面蒼白で、多分俺らの会話なんて聞いてないんだろう。下手すりゃ、ティアナの中でさっきのあの言葉は懸念していた意味で捉えているかもしれない。それを見たのか高町隊長はティアナの側に行くが……もう遅い。
「言うことを聞かない奴は……使えないって事ですか」
懸念したとおりだった。何時も気丈なティアナから漏れる悔しさ。本当なら当然だと返す。でも、今それをしたら……間違いなくティアナは折れる。
そうなってしまえば、今までような前線組の動きは期待できない。
でも……まだ。
「待ったティアナ。落ち着け」
違うよという事を伝えようとする。
「何でアンタが……!! そうね、アンタなら分かるでしょう? 私なんか……いくらだって代わりがいる事を! あの時、二人の反応が消えて、私に何の期待もしてなかったアンタなら!?」
……は? あの時? 二人の反応が消えて? 何の期待もしてない? 俺が? なんで、そうなってる?
いや、違う。まずは落ち着かせないと……。
「……あたしは、あんたみたいに、シグナム副隊長と渡り合えないし、スバルやエリオみたいな才能も、キャロみたいなレアスキルも無い。少しくらい無茶したって、死ぬ気でやらなきゃ強くなんかならないのよ!?」
……ティアナ、お前……いや、そうだ。当然の帰結だ。あの日から特訓をしていたのなら、六課周辺のどこかに居たはずだ。
シグナム副隊長と戦ったのは伏せられてること、でもそれを知ってることはあの日……近くに居たのか。
よりにもよって、それを……聞いてしまったのか。
だからティアナは俺に対してあんな目を、スバルもそれを聞いて……。
違う、今は俺のことはどうでもいい。
ティアナの心からの叫びを聞いて、潰されそうになる、痛いほど、死にたくなるほど分かる。自分の技を、射撃を突き通したいって言う気持ちが、これだけは負けないってものを磨いているこの子の気持ちが。
諦めてる
(
・・・・
)
俺と違って上に……もっと高くいけるのに!
でも、どうして……誰も動かな
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