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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第11話 想い
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んでもできるわけ無いし。早い話がまた同じこと繰り返さなきゃいいんだ。
……今までの教導でも、こんな事あったろうに。
とりあえず、スバル達三人を椅子に座らせて、お茶を買ってきて飲ませて落ち着かせる。うん、ある程度は落ち着いたな。だけどそれでも一番落ち込んでるのはスバルだなやっぱり。
まぁ、恐らくあれだけ練習したのにって落ち込みだなこりゃ、開始直前は興奮気味だったしな。さて。
「で、スバル達はどうしたい?」
うん、返事がない。いきなりだとわかんないだろうしな。
「……わかんない」
小さくエリオが呟くと、他の二人も小さく頷く。まぁ。
「エリオにキャロ。そして、スバル。なんでティアナがあんな行動とったか分かるか?」
そう言って皆の顔を見る。だけど、誰もわからないと言った様子だ。まぁ、人間、分かり合うなんてそうそうできるものじゃない。簡単にできたら誰も苦労しないよ。
「……ティアは、ティアは」
「……勝って自分達は強いって価値を、想定を超えてるって所を見せたかった?」
……分かるよ。そう見せたいって、ちゃんと力をつけてるよって。
「……うん」
うん、こんだけややこしくなってしまった以上。ティアナからも直接話しを聞いた方がいいな。スバルも自分の感情に整理をつける時間だろう。皆も、そして俺自身も。ここに居てもよろしくないと、そう思って移動する。
「で、柄にもなくイライラしてるわけ、か」
若干日が沈みかけた頃、屋上で皆で集まる。さっきまで顔には出さなかったけど、ここに来てから正直隠すのが面倒になって顔に出してる。何時もはケラケラ笑ってる煌も今回ばかりは普通に真顔だ。まぁ、今回の件結構深いし。幼馴染の皆で集まって、普通にお茶飲みながら。奏がポツリと。
「だけど、壁が出来てるなぁとは思ってたけど、まさかここまで来てると思わなかった」
「ん、だね、私や紗雪、煌に優夜はFW組とはほぼ喋ったこと無いけど、それだけは分かる。FWの子達は4人で派閥を作ってるし……だけど、それは仕方ないと思う」
うん、時雨の言うとおり。この前のアグスタ以降軽い冷戦気味になったなとは思ってたし、なんとかなると思ってた結果がこれだ。その上ティアナ達は四人で派閥作ってるし。早い話が隊員同士と隊長達で組が出来ちまってるんだ。
何より……。
「努力してきた。仲間のために必死でがんばった。その思いだけは間違ってはいない。ただ、やり方が間違っていただけだで、それを正すのがなのはさんだと……あの叫びを聞いてなにかすると思ってた」
わかってる。きっとなのはさんはこう考えた。違う、そう言ってた。訓練を受けたふりをして、本番で違うことしたら意味がない、と。
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