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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第10話 信じる理由
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よ? ……まぁ、その金星貰ったの作戦上俺なんだけどゴメンな」
「そんな事無い! ……だってティアさん」
「震離さん達の反応が無くなってから余裕が……」
……おっと? そうすると、俺の考え間違ってたか? そうすると、無理したのはそれが原因? だから、自分も前に出てツートップにしたのかな?
というか……。
「……そうだよなぁ。味方の反応途絶して冷静な奴のがどうかしてるよな。
ゴメンな。当たり前の事を忘れてた」
そうだよな。ティアナとスバルからすれば、同じコール名の奴に何かあったと思えば、それは焦るよな。
……やべ、考え方がまだあっち側だった。
「……そう言えばお兄ちゃん?」
「ん? どうしたキャロ?」
「怪我は大丈夫なの?」
「……あー」
また答えづらい所を。実際問題怪我してねぇからな、何ていうかな。
や、正直に言うか。
「……その件なー。全く以て預かり知らぬ事というか、なんで地下駐車場に俺の血落ちてんの? いろいろ無いこと無いこと言われるから困るんだよね……」
思わず溜息が漏れる向こうで、エリオとキャロが不思議そうに顔を見合わせてる。
スッとキャロが手を上げて。
「最初に行った時怪我したとか?」
「そしたら俺間抜けな人になっちゃうなー。」
続いてエリオが手を上げて。
「……襲撃があった時地下駐車場に居たとか?」
「奏と一緒にいたし、オークション会場前だったからそれはないなぁ。
冷静に考えなくても怖ぇよ。なんで地下に俺の血が……」
やばい。嫌な冷や汗が止まらない。何だよ。ホラーか何かかよ……恐かねぇよ。怖くねぇよ。
ま、それは置いといてだ。
「さ、さっさと仕事終わらせて。流の見舞いに行かねぇと。もうひと踏ん張りするぞー」
「……うん!」
「頑張ります!」
もう一度二人の頭を撫でてながら、その場を離れてもう一組を探しに出る。
でも、六課に帰るその時まで会うことは出来ずじまいだった。
―――
機動六課に帰還後、シャーリーさんに連絡を入れて、震離と流のデバイスよりマスクマンとローブの映像を頂く。理由を聞かれたときには次に戦闘になっても良いように研究したいと伝えた。実際はそれだけじゃないんだけどな。
エリオとキャロにはスバル達の側に居るように伝える。今はなるべく側においておこう、今日の反省とか色々あるかもしれないし。奏は震離の側に。ある程度落ち着いたみたいだけど、まだ不安定だ。あいつ、血を見るのは慣れてるけど、近しい人の血を見るのは昔から変わらない。気に掛けてる子なら尚の事。そうでなくても、目の前で斬られたんだ。冷静でいられないわな。
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