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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百二十六話
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あるだろうし。

あとはテーザーくらいかな。

ちょっとシリアスな話は中断し、昼食を食べる。

で、その途中。

「おいロリs。鍋なんだから鍋として食え。
箒、お前も魔法で肉を炙って渡すんじゃない」

ロリsからブーイングがくる。

「ねぇ一夏。一夏もあれできるの?」

「できるが……」

「ふーん……」

なんか隣で簪が考え込んでいる。

「一夏ってもしかして超高速で高野豆腐とかドライフルーツとか作れたりする?」

「簪って頭柔らかいな」

凍らせて融かしての高速サイクルを行えば確かにフリーズドライできるだろうな。

今度やってみよう。

「後でやってよ。ちょうど御歳暮で大量に果物あるし。
いいよね、お母さん?」

「いいわよ。あと果物とかジュースとかいっぱいあるから貰ってくれると嬉しいわ」

「うぃっす。食いきれない分はドライフルーツにしときます」

はふはふ言いながら鍋をつつき、一段落。

「どうだった? 真夏にクーラーの効いた部屋で食べる鍋は?」

「そういえば贅沢だな。俺としては田舎の宴会っぽいなって。
ほら、法事のあとに親戚で集まって……」

辺りを見ると皆ハテナを浮かべていた。

「うゅ?」

「田舎の宴会って言われてもわかんない」

「ああ、すまん。前世じゃぁド田舎の離島住まいだったもんでな」

「へぇ? 前世?」

あ…やっちまった。

簪には話してるからって油断してたぁ…!

「前世…前世詳しく教えて貰える? 子猫ちゃん?」

朱美さんの冷やかな声が響く。

「やー。たいした前世じゃなかったですよ?
フツーの高校生でしたし」

「へー…………………?」

「もう、お母さん。一夏は別に危ない人じゃないよ」

「んー……」

スッと細くなった朱美さんの瞳に貫かれる。

「悪い人ではないんだろうけど………」

そこで切らないで!?

朱美さんが猫耳の近くで、とてつもなく冷たい声で囁いた。

「私の子を弄んだらシベリアの永久凍土に封印するわよ吸血鬼?」

「ひにゃぁっ!?」

こわっ!? 朱美さんこわっ!?

「もうっ! 一夏を虐めたらだめっ!」

ぽすっ、と簪に抱かれていた。

「待ってかんちゃん!? そのリアクションは今の状況じゃ不味くないかな!?」

俺もそう思う! 庇ってくれたのは嬉しいけど!

「ふーん? ふーん?」

冷たい! 朱美さんの視線が冷たい!

「ま、いいわ。なかなか虐め甲斐のありそうな子だし」

ドSかよ!?

「ねぇ子猫ちゃん、あとで私にも撫でさせてもらえるかしら? いいわよね?」

「は、はい」






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