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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第9話 ホテル・アグスタ
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大体予想はつく。俺らを中に置いとけば安心するってことは何か隠してるか、純粋な考えかの二択だろうし。俺としては後者がいいけどな。
さて。
「奏? 俺は外で遊撃に回ってる流と震離の援護に行くから」
「そして私は、ティアナ達の援護だね」
さすが、俺が全部言わなくても、分かってくれるのは凄く有難い。でもなぁ。
「……警備にドレスもってくるとかうちの部隊って一体」
「まぁ、上は半ばそう捉えてるってことだよねぇ。嫌だったろうに」
「……ほんとだよ全く」
本当、機動六課を……管理局の中核を成すかもしれないのに。まぁ、今に始まったことじゃないか。
「さて、周辺のガジェット蹴散らしてから行こうか?」
「うん」
合流する前に少しでも楽させとこうか! とにかく今は数を減らそう。
「響後ろ!」
「お? うぉおお!?」
全力でガジェットに刃を立てました。とっさ過ぎて変な声出たわ。恥ずかしいにも程がある。
「別に気にしてないよ〜っと!」
「……あぁ、そうかい」
気にしてないよって言いながら、奏よ? 顔が笑ってるんだけど……。しばらくネタになるかなぁ。さすがは奏、ガジェット群をどんどん打ち抜いていく。さすが。
「っ!」
が、瞬間。肌が粟立つと同時に、震離達の反応がロスト。先程までのゆるい雰囲気をすて、森の奥の方睨みつける。
「響!!」
「あぁ、分かってる! 予定はそのまま! 気をつけてな」
「了解!」
ロスト――いや、アイツラが居るであろう場所に結界がはられて、直ぐに対応する。
とは言っても、最初の段階で離れてる俺らが今できるのは限られているけどな。でも、最悪な展開を防げればそれでいいさ。
森の中を駆けつつ、今はガジェットの処理をしつつ、合流を――
「待たれよ!」
その声が聞こえたと同時に、紅い斬撃が頭上より降り注ぐ。
回避――間に合わない。防御は意味がない。
斬撃に合わせて刀を振り上げ、わずかに軌道を逸らす。飛んでくる斬撃は大きな一撃のみ。なら出来る。
すぐさまその場を離れ、木々に紛れて空を睨む。
自然と舌打ちが漏れる。防護服をカスタムする奴は多いが、斬撃を撃って来た奴は。
「―――どこの南蛮武士だよアイツ?」
黒い服に黒い陣羽織を纏ったヘルムを付けた男が空に居た。しかも右手には紅い、それも血染めた様な色の大太刀。
「待たれよ侍! 我と……戦え!!」
空でなんか能書き垂れてるが、陣羽織の右内が一つ膨らんでる。多分小太刀か何かを持っているんだろう。
警戒してたが、震離達の反応がロストした瞬間に接近してきたと考えて――いや、
(ロングアーチ! 応答を、ロン
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