暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第8話 告白。そこから動くもの
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ったし良かったよ。優夜とシグナムさんの打ち合い見たけど、やっぱアイツ強いというか上手いわ。本領発揮してないとは言え、本気のシグナムさんの連撃をあそこまで迎撃するのなんて俺じゃ無理だ。というか途中で別の手を打つし……何より途中で見切られて終わる。
 でも良いタイミングで来てくれたよ、本当に。あの手合わせ見た後のエリオ、完全に槍術を意識してた。間違いなく良い影響だ。ただエリオのスタイルを考えると、アイツの動きもいつか見せてやりたい。と言うか呼べば来そうなもんだけどなぁ。

『館内放送。緋凰空曹。至急正面玄関までお越し下さい。繰り返します――』

「あら?」

 呼び出しのアナウンスで名前を呼ばれて、少しゲンナリする。視線を横にずらすと頑張れって視線を送ってくれる奏と、どことなく心配そうに見てくる震離。自分の口から乾いた笑い声が漏らしながら、2人に向かってサムズアップする。
 なんだよ誰だよわざわざ俺なんかを呼び出すのは。
 
 我ながらネガティブな考えで頭いっぱいになりながら正面玄関まで行くと。フェイトさんとはやてさん。そして、すっごいニコニコ(・・・・)と笑顔を浮かべた時雨がそこにいた。
 で、事情を聞いて納得。そりゃ人手がほしいわけだ。そして、先日屋上に入るか入らないかしていたフェイトさんの行動に納得できた。この件で俺と話そうとしてたのかな? けど、出張でボコボコにした手前、言い出せなかった。そんなところかな?

 もちろん調査のお手伝いは了承。フェイトさんも気まずそうにだけど、了承してくれた。さて、仕事の内容はガジェットのパーツの素材を製造、販売してた疑いのある工場。普段は個人向け航空機やヘリの部品を製造しているけれど、ここで買われた素材を違う場所――即ち、ガジェットを製造している工場へ流されているかもしれない、と言うことだ。今回はあくまで任意で書類を見せてもらうとの事。了承しててなんだけど、武装隊員所属だった奴の仕事じゃないが……ま、投げ出す事はしないけど。

 とりあえず、フェイトさんに言われるがまま、車へ移動。その前に、時雨からあると便利だからってペンと手帳、ボイスレコーダーを受け取る。なのはさんの許可を得ている事を聞いて一安心。そのまま車へ搭乗し、いざ工場へ。

 結論から言うと、お互い気まずすぎてなんも話せなかった。いや、俺もフェイトさんも話そうと努力してたよ。ただ、タイミングがかぶって結果無言っていう事。

 さて、噂の工場は山の中。周囲は森林生い茂る森の中。見るからに怪しそうな見た目をしている工場の前へ車を止めて、真っ直ぐ責任者の元へ。執務官証と捜査依頼状を見せる時のフェイトさん、さっきまで車を運転してる人には見えないくらいクールだった。あれぐらいの落差があるからこの方色んな方面から人気なんだなーって改
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