暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第8話 告白。そこから動くもの
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は失礼して。この書類なんですけれど」

 と時雨が出した書類は、フェイトちゃんの調査申請の書類。日程が少し前の物やけど、内容は同じもの。おそらく事務の誰かに依頼を出そうと用意されてたものやね。

「うん、これがどうしたん?」

「や、これ同じ分隊から響連れてけばいいんじゃないですかと思いまして。なんだかんだで書類作業には強いやつなので」

「それに最近フェイト隊長、響の事ストーキングしてますし。いーんじゃないですか?」

 これを聞いて優夜と2人でお茶を吹き出しそうになる。フェイトちゃん一体全体なにしてるんや。

「……そんなことが。まぁ、何かあったんでしょうよ」

 口を拭きながら優夜が呆れたように話す。

「まぁ、フェイト隊長も割とあれやからな。けど、響なら大丈夫そうか」

 フェイトちゃんの事を思い出しながら、もう一度お茶を飲む。実際仕事ならいざしらず。割と響に対してはフェイトちゃんもオープン気味や。この前の出張の時といい、割と怒ったりしてるみたいやし。
 それにしても珍しいといえば珍しい。割と人見知りするフェイトちゃんが、嫉妬心オープンで接するのは珍しい。そう言えば初日にちょっとお話をしたって言うとったしそれでかな?
 ふむ、もしかして、もしかするかな……?

「個人的には親友を応援したいんですが……無くもないですよね」

 私の考えを読んだ……? 隣の優夜は不思議そうな顔をしてるから分かってないみたいやけど、時雨は間違いなく気づいてる。だって悪どい顔しとる……や、仲良くなれそうや。さてさて、色々用意を始めようか。
 無言で自分に指差してる時雨と考えの一致を確信。自然とハイタッチの流れになった。

 さぁ、面白くなってきたでぇ!


――side響――

 いやー、参った。午前の訓練は痺れたー。中後衛(ウィングバック)でこんなに疲れるってことは、フロントの流と、ガードの震離はもっとしんどかったろうよ。実際震離は何も話さないし。と言うかなんか目が死んでる。流は……わからん。相変わらず無表情だし。奏も割といつも通り。
 でも一番の問題なのが……向こうで屍みたいになってるスバル達。普段なのはさん相手に一撃与える訓練してるけど、今回はシグナムさんだったからか、いつもと勝手が違うのと、連結刃で徐々に追い込まれていく上に、向こうが必殺の一撃を構えながら突っ込んでくるから質が悪い。当たったら即アウトだもんなー。今は仕方ない。
 今はまだ出来ないけど、スバルには二打。エリオには連結刃で囲って撃墜。ティアナとキャロには高速移動からの一打と、各個人に合わせた攻め方をしてたし、捌き方を覚えたら凄いんだろうな−。

 今はちょっと休憩中。食事も終わって一息入れてる所だ。今日は既にというか珍しいこともあ
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