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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第8話 告白。そこから動くもの
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おかーえりー。事務仕事にする? 経理にする? それとも……」
「それとも何だよ……いいよ普通に仕事する」
あら釣れない。けど、なんだろう。両手が震えてるのはなんでかな? 私の視線に気づいたか彼は困ったように笑って。
「ついさっき、シグナムさんと打ち合って来たんだよ。それでこうなった」
「あらま。一人だけ抜け駆けー? ずるいなー」
「見学だけで済ます予定だったよ。色々あってな」
そういう彼の顔を見ると嬉しそうな顔をしてた。最近はあんまり見れなかった顔だけど。やっぱり良いなぁ。
「そう。ならいいよ。今度デートね?」
「あぁ。仰せのままに」
にっと笑う彼を見れ、私も自然と笑みが溢れる。あぁ、近いうちに休みを取らないとなー。手元の申請書類を確認してると。一つ気になる書類が出てきた。隣で仕事に取り掛かろうとしている彼に体を寄せて。
「これ……どう思う?」
「うん? ……なるほど、でもこれって――」
こういう案件得意な人にお願いするのがベストだよねって。
――sideはやて――
目の前の書類を見ながら少し頭を抱える。フェイトちゃんの調査を行う為の申請の書類。本来ならば1人でも行える任務なんやけど。とある工場へ出向いて任意で書類を見るためらしい。書類を裁く関係やし、誰か1人連れて行きたいって言っとったんだけど……。
「……相談できなかったって」
涙目で書類を持ってきたときには頭を抱えそうになった。いつもだったらシャーリーがおるんやけど。生憎本局へ行ってて、連れて行くことが出来ない。かと言って普通の事務員に頼めることやない。あの四人ならーと思ったけど、流石にちょっと悩んで、今回はやめとこうとなった。最初から無理させっぱなしやし……思う所もあるし。で、結局1人で行くことに。後は私がサインしたらすぐにGOってわけやけど。
大変なのは目に見えてわかってるから1人で行かせるのはちょっと心苦しい。しかもお昼から出るってことは下手したら夕方になっても帰ってこれない可能性もある。でも仕方ないと割り切るしかないんかなーもう。
「八神部隊長、今宜しいでしょうか?」
「はいどうぞ」
ブザー音と共に、入室の許可を求める声が聞こえ、それに応答する。扉を空けて入ってきたのは事務員の時雨と優夜の2人。もしかして優夜の片してくれた案件の事かと思っていたら。
「八神部隊長。フェイトさんの調査の件でご相談が」
「お、なんかあったん? あ、休んでええよー」
部隊長室に置かれているソファーに指を指し、2人を座らせる。ちょうど良い時間だし少し休憩にしよか。お茶を用意して2人にも出す。申し訳なさそうにする2人を制しておく。これくらい全然構わんし。
「で
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