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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第7話 皆の評価と、事務員達
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てみる。

「え、いや特に。張れるっちゃ張れますけど、保有量の関係でそんなに長く持たないし、何より効率が悪いので滅多に使わないだけです。射撃も出来なくはないですけど、俺の魔力じゃしょっぱい物しか撃てません。
 それならいっそ目くらましとか、踏み込み時の足場として使う方向で使用してます」

 思ってた以上に普通の理由でこれまたコケそうになる。

 なのはさんとしては、一番もったいないと思う人材なんだけどね。今の所、FW組を相手取ったポテンシャル。見込みは十二分にある、けど。

 言葉の端々から伝わる「限界」。これ以上は出せないという「諦め」。その2つが見えて、ちょっぴり悲しくなった。実際に響を鍛えようと思っても、正直難しい。強いて言えば空戦時の機動を教える程度。戦術も響の経歴を見れば色んな経験を積んでるし、本人も指揮を取る方に変わろうとしてるのがわかる。だから戦闘面は教えるというよりも、少し間違えたところを修正する程度だ。それほどまでに完成に近い状態。
 
 シグナムさんからの依頼を、響と模擬戦をしたいっていうのも許可しても良い気がするけど……血戦になりそうだからなー怖いんだ−。

 ……まぁうん。だからこそ、出来る事、出来ない事を冷静に見極めてその上で修練を積んでるみたい。おそらくA-という評価も、その辺を加味されてのことだと思う。さらに言えば魔力が少ないという点、これも間違いなく入ってる。

 うーん、考えれば考えるほど惜しいなぁ。当面は鍛えることよりも、4人で組んだ時の連携や、8人で組んだときの戦闘の仕方を考えるしか無いのかなぁ。

 あ、そうだ。響を鍛えることは難しくても、響の力を底上げすることは可能。なら。

「うん、分かった。ありがとね響」

「いえ、こちらこそ参考になると良いのですが」

 響が言った内容を纏めて席を立つ。立ち上がろうとする響を手で制す。そして、そのままオフィスを出て、向かうのは――


――side煌――


 はいどうも皆さん。影の薄い事務員C辺りの(こう)です。とりあえず、一言言わせろ。失礼、言わせてください。それがダメなら思わせてください。

 ――なんてことしてくれたんだ、このやろう。

 はい、少し気が紛れました。とにかくこれだけでは分からないと思うので、少し前に戻します。事の発端と、問題発生の二つに分かれるけどね! では、どうぞ。

 ――少し前。

「へぇー、響達三人用のデバイスか、いいんじゃないですか?」

「なのはさんからの指示なんだけど、やっぱり煌君もそう思う!? だから、一つお願いしてもいいかな?」

「あぁ、大体分かったので了解です。この資料の素材とか受注しとくんで、午後には来るかと」

「ありがとー、じゃあ私リイン
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