暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第7話 皆の評価と、事務員達
[4/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る度胸も素直に凄いかと。
 強いて言えば俺が株を取られないかと、ヒヤヒヤしそうです」

 フフフと、影を落としながら笑う響を見てちょっとだけ引いちゃう。コホンとしてから、

「エリオはまだまだ成長期、間違いなく一級品のポテンシャルを秘てるんですが、まだまだ体ができてないので槍術の感覚、体捌きを覚えさせていくしか無いかと。
 流もそうですが、体が小さいのに背丈ほどの武装をもたせるのはどうかと思います。特に槍なんて振り回してなんぼの武器。体が小さいうちはスバルと同じように突撃しか出来ません。ただ、あのスピードは目を見張る物があります。広域攻撃も練習してるみたいなので、将来を見据えていろんな可能性を見せてあげるのが良いかと」

 ほうほう、なるほど。

「一番問題というかわからないのがキャロですね。召還士の話自体は聞いたことあるんですが、いかんせん組んだことなくて。何とも言えないです。
 ただ、フルバックはポジションの関係で指揮官だと思われることが多いので、まずは回避術や防御、身の守り方と、前衛が帰ってくるまでの時間稼ぎ。それが叶わないなら撤退の即時判断。そのあたりを鍛えることしか出来ないかと……ごめんなさい、こういう事しか分からなくて」

「なるほど」

 うーん、黙って聞いてたんだけど。正直冷や汗が凄い。何が凄いってまだ出会ってそんなに経ってないとは言え、こんなにあの子達を分析してることに舌を巻く。

「総じて言えるのは間違いなくランクA……いや、それ以上、AAAなんかも狙えるんじゃないでしょうか? 既に攻撃力では俺はスバルとエリオには敵わないですし、ティアナにはおそらく接近されないよう対策打たれるでしょう。キャロだって、フリードの火力と、もう一騎とやらを出されたらとても敵いません

 若い子は強いねーと肩を竦めて呟く響を見て。ちょっと思う。
 
「なのはさんとしては、その発言は頂けないかなー」

 実際、敵わないと言いつつ、この前の模擬戦ではスバルとエリオを同時に相手取って余力を残して勝利している。映像を見たときには素直に驚いたっけ。

「頂いて下さい。魔力量はギリギリCに届く位なんですよー。あいつらと正面切ってかち合いなんかした日にゃトリプルスコアで負けますよ」

「いやいや、それは魔力負荷トレーニングで総量を増やすと良いんだよ」

「現在進行形で行なってますけど、この容量(・・)はともかく数年総量上がったこと無いです」

 あっけらんと言う響を見てガクッとなる。そう言えば
 
「響ってシールド張ったりはしないけど、何か理由でもあるの? あと射撃は?」

 今朝の訓練時もそうだったけれど、響がシールドやバリアを使っているのはまだ見たことがない。何か特別な理由でもあるのかなって思って聞い
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ