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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第7話 皆の評価と、事務員達
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てちょっと……ううん、これは素直に凄い。同じ条件なら二槍を出せるという意味だ。魔力が入りだしたということは力で勝てないと言っている。つまり、同じ土俵ならそのまま続行できると。

「なるほど、なら。もう一度だ。今度はこちらも魔力は使わないが、持てる全てで相手しよう。緋凰もどうだ?」

「機会があれば。でも……」

 二つ返事で了承する。けど、チラリと優夜を見ると、震離が優夜から杖を回収してるところで、こっちの視線に気づいて。

「あ、ゴメンナサイ。暫く無理です。だって、ほら」

 両手の平をこちらに見せる。するとずっとブルブル震えていた。これが意味するのは……

「シグナムさんの撃ち込みが凄くて、ずらすだけでこれです。申し訳ないですが今日は……暫く震えが取れるまでは出来ないです」

 あはは、と苦笑をしているけれど、おそらく制服の中の腕はもっと酷いことになっているだろう。よく考えなくても分かる。あれだけ攻撃を受け止める――迎撃していたら、その衝撃をもろに受けている。
 おそらく相当痛いだろうけど、涼しい顔をしてる。うん、すっごおく。惜しい。響を育てるとしたらって考えたけど、優夜も十分惜しい。技術だけなら既に上位に食い込めるだろうに。でも、これだけ出来るならば――

「あ、そうだ。それなりに戦えるからって、任務とかに連れ出そうとか考えないでくださいね。事務員って一般人と同じ扱いになるんですから、危険なところに連れ出すと大問題になりますよ」

「ぁぅ」

 優夜の言葉に思わず小さくうめき声が出る。誰かと組めば行けると思うと考えたのが直ぐにバレた。

「あ、そうだ。遅くなった。FWの皆さん。こちらから皆さんの事は知っていましたが、ちゃんと挨拶したこと無いので。有栖優夜一等空士。ロングアーチ……というか、事務員なので何かあったらご一報を。よろしくお願いします」

 あ、そうか。私は優夜の事知っているのは単に日本出身、同郷だからって理由で名前だけ知ってた。他にも事務の残り三人も名前は知ってるけど、ちゃんと話しことは無いんだっけ。優夜が挨拶すると皆も挨拶を返す。

「まぁ、という事であまり役に立たないですが、しいて言えば両者合意の上の訓練のサポートぐらいです。それも仕事があるので出ずっぱりと言う訳にはいきません。なんですか、その手があったかという顔は」

「ふむ、その手があるのか」

「ありませんよ。マジ勘弁してください。なのはさんもやめて下さい」

 苦笑を浮かべてるけど、どっちかわからないなー。後で響に聞いてみよう。というか、少し本腰を入れて聞いてみよう。この様子なら、もう一人の男の子も間違いなくなにかあるはず。というか、7人全員集めてみようかな。そして話を聞いてみよう。

「さて、それじゃあ。俺は
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