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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第7話 皆の評価と、事務員達
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けを告げると、待ってましたと言わんばかりに杖を投げ渡す。受け取ると同時に杖をしっかり両手で持ち構えたところだった
「デバイスは無いのか?」
「事務員がデバイスなんて持ってるわけ無いでしょう。だから今借りました」
「何? 護身用に持っていると思ったが……それに、言えば待ったぞ」
「いえいえお気遣いなく。それに勝負に待ったは無いでしょうよ?」
すっと、構える。
「なるほど槍術か。おもしろい」
そういうシグナムさんの目が燃えるように高ぶっているのを感じる。FWの皆も息を呑んでそれを見守る。ただ、響たちはなんかそこまでって感じなのが気になるけど。だけど、優夜の構えを見ると素直に感心する。ただ構えているだけなのに、隙が無い。どこから打込まれても即座に対応できる。
「有栖優夜。いざ」
静寂が重い、みんなこの戦いに飲まれて目を離すことができない。そして、一陣の風が吹いた瞬間、シグナムさんが動いた。
瞬間、刃と杖がぶつかり合う音と、飛び散る火花。杖がレヴァンテインの切っ先を真直、只真直撃ち抜く様に弾き流す。打ち合いは更に加速する。何度も何度も火花が飛び散り、気がつけばレヴァンテインに火が纏われていた。一瞬の打ち合いでお互いに何度も撃ち合う。斬るために、貫くために何度も何度も。ふと、シグナムさんを見ると自然と笑っていた。対する優夜はただ一点。シグナムさんを睨みつけながらも、その手は止めない。真直最短を撃ち抜く。
普通、槍使いが間合いに入り込まれたら負けると言うが、優夜の戦いは怒涛の攻め、それに尽きる。シグナムさんももちろん負けてないけど、それ以上に間合いに入り込まめない様だ。だけど、それを察したのか一歩下がり、カートリッジロード……って、不味い!
「行くぞ、紫電一閃!!!」
ストップと声を掛けるよりも先に、シグナムさんの本気の一撃が優夜に向けられた。すぐに遠隔防御魔法の用意をするけれど、それよりも先に。優夜も踏み込んだ。ここまで動かず、ただ攻撃の迎撃を行なっていた中で初めて動き、且つ真直切っ先をシグナムさんへ向け。そして――互いがすれ違い、風が舞った。
そして――互いに振り向く。シグナムさんはシュランゲフォルムに変え。連結刃を周囲に展開し、次の攻撃の用意を行う。対して優夜は。
「参りました」
「な!? 何を言う。まだ決着は」
「いえいえ無理ですって、ほら」
そう言って両手を上げる。手に持ってた杖は先端が溶け落ち、罅が広がって今にも砕けそう。だけど、おそらく。
「大体、シグナムさんずるいですよー。俺は魔力を使用した戦闘出来ないのに、カートリッジまで使用しだしたし。お陰で全部そらすだけで一杯一杯ですよ」
杖を脇に挟み、手をブラブラと振る。それに納得行かない
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