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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第7話 皆の評価と、事務員達
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掘った。
「……そろそろ仕事に戻りますね」
逃げようとして後ろを向いた途端に、シグナムさんの手が俺の襟を掴む。
「こんな時にここに居るんだ。なぁに、時間はあるさ」
「……いやぁ、事務員て忙しいもので」
「安心しろすぐ終わる」
そう言うがただでは終わらないことは確実だ。しかし、こんなことで怒る人ではないと思ったが、見極め甘かったかな。でも一つ疑問が、この人仕組んだ?
ズルズルと訓練場へ連れて行かれながら、考える。普通に考えれば、俺なんかと戦う理由なんて無いはず。特にここ最近は。
あれ? もしかして響と同期だからって理由で目付けられた? マジで?
―――――――――
――sideなのは――
「……これはいったいどういうことなんでしょう」
目の前の状況を見て、疑問しか浮かばない。人に教えるのは向いていないと訓練に参加しなかったシグナムさんが、事務員である優夜を引きずって現れたのだから。
FWの皆もいったい何が起きたんだろうと、ただ見つめるばかりだ。ただ一人響に関してはケラケラ笑ってるけれど。
「何。緋凰と同じ出身ならばある程度の技量を持っているだろうと思ってな。だから一度手合わせしてみたくてな」
それを聞いて思い出した。そう言えば、響達が来たあの日、優夜たちも見てたんだっけ。
でも、それだけで……。
「確かに、優夜も中々凄いよね」
「……やめーや」
震離の言葉に、がっくりと項垂れる優夜。
「ほう、昔からかなりの実力者だったというわけか。それは是非一度、手合わせしてみたいな」
案の定やぶ蛇で、もう戦いから逃れられないようだ。それを見た優夜は観念したみたいで、大きくため息を吐いた後。シグナムさんをまっすぐ見た後。
「結果はどうあれ、過剰な期待はされないように」
そう言うと、すっと腰を落として戦闘態勢を取る。シグナムさんもそれを見てレヴァンテインを手元に出す。理由はわからなくもないけど事務員だし、止めたほうがいいような気もするんだよねー。でも、私も気になるから黙っておこう。危なくなったら助けよう。
「行くぞっ!!」
叫びと共にシグナムさんが一気に間合いを詰め、レヴァンティンを振り下ろす。そう来ると読んでいたように優夜もそれを、全力で後ろに飛び回避。
初手をかわされたシグナムさんの追撃が始まる。もう一歩踏み込み、振り下ろした剣をもう一度振り上げるも、全身をバネにして、逆立ちにも似た不安定な体勢から真横に飛ぶ。正直、当たると思ってた、一、ニ撃を躱されて私もシグナムさんも驚く。その間も転がりながらできる限りその場から離れる優夜。そして、立ち止まった辺りで。
「震離、杖貸して」
静かにそれだ
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