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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第6話 出張任務 後編
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んだ、やってみ?」

「あ、本当。タオルが丸くなってる、なんか、可愛いかも?」

「ハハッ、それで後両手をこういうふうに組んで、水を手の中に入れればっ!」

「わっ、結構飛ぶね!」

 風呂に客が居ないから、二人に軽い遊びを教えてる。広い風呂だとどこまで飛ぶかやってみたりして楽しいよね。一人だとゆっくり浸かる方を選ぶけども。
 さて、視線を辺りに回してからの……うん、あった。なんか書いてあるな……何々。『子供用露天風呂』12歳以上の男子立ち入り禁止。よし、オッケィ!

「なぁ、エリオ、キャロ? あそこに『子供用露天風呂』がある。一緒に入ってきたらどうだ?」

「えぇえええ!?」

「あ、ホントだ。お兄ちゃんも行くの?」
 
「……無理、この世界の法律が許してくれないからな。それにいろいろ風呂もあるんだ今のうちに体験しとけよ、露天はいいぞ? 風が気持ちいいしな」

「うん、じゃあ行ってきます! エリオ君行こっ!」

「う、うん……」

 良し二人とも露天風呂に行ったな。さてと、少しの間ゆっくり浸かるかね。後はあの二人の問題だしね。これで更に仲良くなればいい事だ。さて、と。少し離れた所の違う湯船に浸かってる流と二人きりになった所で。

「なぁ、流?」

「はい、なんでしょうか?」

「ちょっと、話しないか?」

「……えぇ、構いませんよ」

よしよし、やっぱ風呂だと結構話してくれるな。

「そうだな〜、そうだ、得意な魔法は?」

「……砲撃系、斬撃系のこの二つですね」

「へぇ、すごいな、じゃあさ、スリーサイズは?」

「……測ったことありません」

「はは、そうか悪い。じゃあ、好きな食べ物は?」

「……基本的には何でも食べます」

「好きな色は?」

「……白と黒の二つですね」

「そうか〜、えーと、あとさ、あとさ」

「……」

「――どこから来た?」

 さて、どう出るかな? 一応背中越しに声をかけてるから、顔の表情はお互いに見えない。そういうふうに話しかけたのは、コチラも事情有りきだから。

「……はぁ、はぁ、どこから、と言いますと?」

 ん? なんか息が荒いな、さっきも少し肩で息してる感じだったけど、何だ?

「流はどこから来たって、文字通りの意味だよ」

「……ん、ふぅ、そこの入り口からですよ」

 んー、何だなんか微妙に話が噛み合ってないな、わざと話題を変えてる……のか?

「単純な話、普通の地上の部隊が、総合AAAを取る優秀な人材を排出するわけがないっ話だ。で、そんな流は本当はどの部隊から来たのかってお話」

「……」

 うん、とりあえず聞きたいことを聞いておく。まぁ、ちょっと流が「あいつ」からの
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