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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第5話 出張任務 前編
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――side震離――
「ほなら、みんな準備できたか?」
はやてさんが、資料を片手に、両隊長に話を聞く。うん、すっごく元気そう。
なぁんか裏がありそうな気もしなくもないけど。
「スターズ分隊、準備完了!」
「ライトニング分隊も、大丈夫だよ」
「ほな、異世界出張任務。出発!」
なんかいつもより(昨日からの付き合いだけど)元気に見えるのは、やっぱり気のせいじゃない。
まぁ、隊長陣は地元に、仕事だけど帰れるって、テンション上がるしねぇ。気持ちは分からないでもないけど。
あと響? 立ったまま、資料見る体制のまま寝るのはどうかと思うよ?
「まぁ、いっか」
私が起こす必要なんてないし、ていうか奏が起こしたし。
まぁ、どうでもいいけど、早くヘリに乗りたい、ローターの風が強すぎて……資料ってかパンフが飛びそうだし。
……何度見てもパンフなんだよねこれ。
異世界出張任務(by機動六課)
目的地: 第97管理外世界 現地惑星名称「地球」
目的: 現地にて存在が確認されたロスト・ロギアの確保、及び封印
持ち物:所有するデバイス
現地活動可能な私服数着
お菓子や飲み物 (ただし300円まで。果物はお菓子に含まない)
お小遣い (ただし5000円まで。それ以上を求める場合は部隊長室まで)
現地協力者の援助により、生活場所は確保済み
どこからどう見てもパンフで、そして分かりやすい資料。
多分はやてさんの仕業だと思う、というか絶対にそうだよ。なのはさん、フェイトさんがそういうお茶目をするとは考えにくいし、副隊長の二人も同じくだ。
強いて言えば、昨日あったシャマル先生なら雰囲気的にやりそうだけど……まぁわからないや。
「叶望さん? 乗らないんですか?」
「へっ、あ?」
流に声を掛けられて、周囲を見渡すと既にティアナ達はヘリに乗り込んでて、外にいるのは私と流だけ。慌てて流と一緒にヘリへと乗り込む。
「え、あ、ごめんなさい!」
「いやいや、全然大丈夫や」
笑顔で大丈夫って言うけれど、私の方はそうじゃなくて、ごめんなさい、と心のなかで何度呟いたんだろう……本当に。
――side響――
まぁ、うんとりあえず呟かせて……呟いたらアウトか、ヘリの中だし。とりあえず思わせてくれ。
昨日ちょっと外出した後、気になることを調べたり情報交換したりしてたら気がつきゃ朝よ。時間はいくらあっても足りないこの頃。
「響さん? なんか疲れてるみたいですけど?」
「ん、あぁ、大丈夫だよ
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