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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第5話 出張任務 前編
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 あ、響もその事に気づいたみたいで、少し首を傾げて……なんか顔青くなったけど何?

「なのはさん、士郎さん、どうしましたか?」

「え、あぁ、ううん、ちょっと、ね? ちょっと、流が心配で」

「……は?」

「あぁ、あの二人は、かわいいものを見つけたら……その、な……」

 なんか二人の顔色がなんか悪いように見える。本当にどうしたんだろうとか考えてると、お店の奥から。

「おまたせ〜」

「少し時間が掛かっちゃって」

 そう言いながら、美由希さんと桃子さんが出てくる。そして、それにつられてもう一人の……要するに流が出てきた時。正直に言おう。私のテンションゲージが限界を突破して。奏もスバルもティアナも凄く驚いた。
 ただ、それ以上に響となのはさんの顔色が悪くなったのは……見なかったことにしよう。

「あっ」

 全員の言葉が一致した瞬間だ。なんだって、奥から出てきたのは膝下くらいまでのダークブラウンのブーツ、黒いスパッツの上に赤と黒のチェックのレイヤードスカート。
 真っ白いブラウスに赤いネクタイをつけて、髪の毛も洗ったのか普段立てている状態ではなく、完全に髪が寝ていて、清楚っぽい子にみえる。まぁ、要するに。

「……可愛い」

 今度は高町さん家を除いた女性陣だけで揃った。
 もうここまで言ったら分かると思うけど、流が女の子の格好で出てきたんだ。着替える前が全部黒だったのに対して、今のは白も入ってるし、というか流自身顔を真っ赤にして俯きながらスカートを握って小さく震えてる。だから……その。

「震離、鼻血」

「え、はっ!?」

 なんか気がつかないうちに鼻血が出てた。もう本当に気づかなかったけど、ねぇ響、何でそんな憐れそうな瞳で流見てるの?なんか凄く……可哀想に見えるんだけど……というか血が、血が足りない。

「……お母さん?」

「なに、なのは?」

「……これ何?」

「うん、あぁ、流君に合う服がなかったからね、仕方なくね」

 そう言いながら笑ってるけど……凄く分かりやすい計画的犯行だ。本当にセンスがいい……本当に、いかん、流が涙目で上目遣いでこっちを見てて、止まりかけてた鼻血がまた吹き出した。
 あ、やばい、本当にやばい、若干意識が……いや、まだだ!

「おまたせなのは、今着いた……よ……」

 扉を開けて入ってきたのはフェイトさんなんだけど、お店の奥にいる流と目があったらしく。
しかも、涙目+上目遣い+赤面のコンボをフルで貰ったっぽく、そのまま扉を閉めた。
 それを見て本気で思う。アレは……アレは本当に危ない。まだ鼻血が止まらないもん。

「流……ゴメンね」

 そういうなのはさんも……いや、なんか眉間抑えてるけど。それはなのはさんのせい
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