暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第5話 出張任務 前編
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
…駄目だ。もしかすると変に取られるから駄目だ。じゃあなのはさん!

「なのはさん、ここってなんかいます? 退職したSSSくらいの魔導師の方とか」

「ううん、いないよ」

「……じゃあ、魔力以外の人で何かまぁ、境地に達してる人とかは?」

なんか後ろでFWメンバー(震離も奏も含む)視線が痛い。それこそ何聞いてんの? っていう生暖かーい視線が。俺だって聞きたく無いけど、なんか警告音が凄いんだよ。

「……いないよ」

 ちょっと隊長? 目を合わせて喋ってくださいよ、いないんですよね?
 縮地みたいなもの使って移動してくる人とか、目を見て、いないって言ってくださいよ。そしていたらどこにいるか教えて下さい! 
 しかも何か、向こう側からエンジン音が聞こえてきて、俺らの少し離れた所で止まって、中から女性の方が降りてきたし。

「自動車? こっちの世界にもあるんだ」

「ティアナ、それ酷い」

「え?」

 うん、震離の突っ込みは間違ってない。そんな俺たちを他所に、車の持ち主の方は降りてからまっすぐなのはさんの元へ向かっている所から察するに、知り合いだな。

「なのはっ! フェイトッ!」

「アリサちゃんっ!」

「アリサッ!」

 うん、やっぱり知り合いだったか。そして多分あの反応からだと幼なじみかなんかか。そして、アリサさんという方は、金髪ショートに雰囲気から察するに、スゲェ活発そう。表裏もなさそうだし。

「なによも〜ご無沙汰だったじゃない?」

「にゃははっ。ごめんごめん」

「いろいろ忙しくって」

「アタシだって忙しいわよ? 大学生なんだから」

 ご無沙汰って言ってたから本当に久しぶりに再開されたんだろうな。年相応に話ししてる。後ろでスバルとティアナの目が点になってるのは流すけどね。

「アリサさ〜んっ。こんにちわですっ!」

「リィン! 久しぶりっ!」

「は〜いですぅ〜っ」

 うん、和やかーな雰囲気で会話が弾んでるところ申し訳ないですけども、説明をしてください……俺ら八人蚊帳の外状態って。特にティアナ達は、どうしていいのかわからないみたいで、なんか困ってるし……。うん、まだ掛かりそうだな、今のうちに……。

「桜庭の方角はっと」

 太陽の位置からだいたい場所を割って、桜庭があるんだろうなと思う位置に向いて。誰にも気付かれないように……手を合わせて黙祷。二年近く帰って来なかったからな。これくらいしておきたい。多分仕事してたら忘れるだろうから、覚えてるうちに。

「響」

「……あぁ、終わった」

 不意に奏が声を掛けてくる。内容が分かってるだけ、説明も楽だ。聞かれないところを見ると、誰にも見られてないな。
 そう考えてるうちに、俺ら
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ