暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第5話 出張任務 前編
[12/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
バルとティアナを連れてお店の外に、そして最後まで残っていた奏は。

「……大変だと思うけど、頑張ってね?」

「……うん」

 頭を軽くなでられてから、フェイトさんの運転してきたワゴン系の車に皆乗り込んでく。
 それで、皆乗ってから、車は発進していくのを見送って。残ったこっちではというと。

「ねぇ、流君? これも着てくれない?」

 そう言いながら、どこからか取り出したのは真っ黒のフリフリのゴスロリ服と、真っ白いワンピース。

「お母さん!」

「どうしたの美由紀?」

 先ほどとは考えられないくらい険しくて、凛々しい顔をした美由紀さん、まさか味方が……。

「白黒チェック系の奴もいいと思うよ!」

「あぁ、やっぱり?」

 うん、ですよね。なんか目の前で、キャアキャアと本当に女子高生位のノリで話を進める二人だけど、あぁ、あぁ!

「メイド服もいいと思います!」

「そうね!」「そうだね!」

「……五分もたなかったか」

 小さく呟きながら士郎さんがお店の奥に退散していって、残された流は。こっそり、そのままの格好で外に逃げようとしてたけど。
 美由紀さんが音も無く一気に接近して、肩をつかみ、青ざめた顔で、流がこちらを向く。そして、桃子さんと美由紀さんの一言。

「逃さないよ流君?」

 後は予想通りで、本当にいいものを見せてもらった。写真のデータも貰えたし。
 これは、これは! 失った物(血)は多いけど! 私だけの秘蔵のお宝だ! 絶対に誰にもあげない。そう心に誓った瞬間で、流は多分二度とここにこないんだろうなと本気で思う。



 そして、後日この画像が桃子さん手により、100%ではないが、画像のデータをはやてさんに送って、ちょっとした事件が起こったのはまた別の話。


――sideなのは――

 ……不味いというか、なんというか。
 
 地上からやってきた流。昨日のアヤさんの連絡以外の……響達とは違う疑いを持つ人……なんだけど。
 
 あれ、不味くない?
 
 はやてちゃん、フェイトちゃんと今朝もう一度話し合って、今回の出張で変わった動きがないか見てみようってなった。
 だからこそ、私達のサーチャーに、別行動で空に展開してるヴィータちゃんとシグナムさんのサーチャーはロストロギアを見張るものでも有るけれど、それは響達もというのも有る。
 流石に地球で、コチラに対して変わった動きは無いとは思う。
 
 でもそれは。同郷の人だからという私達の手心かも知れない。
 
 はやてちゃんが……夢のためにと言っていた機動六課。私の希望も最大限に応えてくれた。
 
 けどね。無理してまで私やフェイトちゃんに、はやてちゃん達夜天の守護騎士を集めたというこ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ