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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第4話 疑念
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やすく不安要素だよなぁ。だから目の届く、なのはとあたしン所に置いたんだろうし」

 そのとおりだ。何もない異動ならば、比較的年の近いエリオとキャロ……ライトニングの方に置いていたが、事情が事情ゆえ、六課に大体居るなのはやヴィータの元に置くことになった。
 
「……武装隊からの三人は、まだ微妙なライン。六課が始まってから居る事務の四人も含めれば、あまりにも出来すぎているのよね」

「……あぁ。疑いすぎというのも有るだろうが、こうも続くとなると、な」

 寂しそうに告げるシャマルの言葉に同意する。
 偶然と言うには、同郷の者が揃いすぎている。我が主の願いの為とはいえ、睨むものが多いのもまた事実。
 
「ま、とにかくだ。それよりもあたしらは明日の海鳴に行くための、変身魔法の調整どうにかしねーと」

「そうねー。シグナムもたまにはイメージを変えてみるのはどうかしら?」

「……ぐ、だからそれは遠慮すると言っているだろう」

 なんとか……なんとか無難な服装にせねば。主からも初夏だから薄くてもいいんじゃないかと声を頂いてるが。
 なんとか躱さねば……!


――side響――

「……なんかあったの? なんか急ぐように離れたけど?」

 ジィっと奏からの視線がビシバシと背中に刺さる。震離からもなんか無言の圧力が凄い。
 今日はもう挨拶しないって分かったら流も片付けがありますのでって戻ってったし……。

「……いや、特に。ちょっとまぁ……苦手なんだよ。騎士っていう人達が」

「……ふぅん」

 やべぇ、圧が強くなった怖いわー。
 皆に言った覚えもないし、見てもなんの反応も示してないから知らないんと捉えても良いみたいだが。

 説明してよって視線で訴えてるから怖いわー。

「……ま。そのうち話すからさ、待ってくれよ。悪いことじゃないんだから」

「……わかった」

 はーっと深い溜息が漏れる奏に対して、ギリギリ奏の視界に入ってない震離はジトリと視線をコチラへ向けてから。ゆっくり両手を開いたのが見えた。
 その意味が分かってしまい。冷や汗が流て、俺の顔色が変わったのだろう。それを見た震離はニヤリと意味深な笑みを浮かべて、指を倒し。

「なるほど。あれかぁ」

「……? どうしたの?」

「いや。なるほどってね。響は頑張ってシグナム副隊長と渡り合えるよう頑張らないとねぇ」

「……うん?」

 うわぁ。完全に震離が察しやがった……。別にそれを元になにかするつもりは今の所無いしなー。
 忘れてるならそれで良いんだ。俺もマイナスには捉えてないし。問題があちらがそれに気づいた時、どう捉えるかが怖いんだよなぁ。別件とは言え、疑われてても仕方ないし。

「あ、居た」

 ふ
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