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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第4話 疑念
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。中からどうぞー、と声が聞こえた。軽く深呼吸して、よし。

「失礼します」

 声を聞いた印象は、落ち着いた感じの声だな。なんて、思いながら扉を開けて。医務室へと足を踏み出す。それに続いて、後ろにいる三人も続く。相変わらず奏と流は落ち着いてるのに対して、震離は少し緊張してるみたいだ。
で、医務室の中には、声の主かもしれない落ち着いた感じの白衣を着た湖の騎士シャマルさん、前の部隊で変に有名だった小さな上司、もとい鉄槌の騎士ヴィータさんと、ヴォルケンリッターの将。烈火の将の二つ名を持つ騎士シグナムさん。
 
「何か御用ですか?」

「いえ、こちらにライトニング、スターズ両分隊の副隊長がいらっしゃると聞いて、挨拶に来たのですが。今お時間宜しいでしょうか?」

 一応確認を取っておく、もしかするとがあると困るし。

「あぁ、それならば私とヴィータが両分隊の副隊長だ、私の名はシグナム、ライトニングの副隊長。階級は二等空尉だ」

「あたしがスターズ分隊の副隊長のヴィータだ、階級は三等空尉だ」

「そして私が医務を中心に担当してるシャマルと言います。何か怪我などしたら私に所へ来てくださいね?」

「よろしくお願いします!」

 こっちから挨拶しようと思っていたが、先に挨拶されたから、とにかく敬礼しながら挨拶を返す。まぁ、立ち位置的には俺からだな。

「本日付けで、こちらに」

「あぁ、大丈夫よもうはやてちゃんから聞いてるから、右から順に響君に奏さん、流君に震離ちゃんでしょう?」

「え、あぁ、はい、そうです」

 挨拶しようとしたのに途中で遮られた。というか既に連絡入ってるって、一応は挨拶くらいさせてくれても良かったんじゃないか? まぁ、いいか。

「えと、自分達がどの分隊に所属かは?」

「あぁ、それはわかんねーな」

「わかりました、自分と奏がライトニング。コールサインが自分が5で、奏が6です。そして、震離と流がスターズに所属でコールサインが流が5で、震離が6です、これからよろしくお願いします」

 そこまで伝えてからもう一度敬礼をする。というか、さっきから俺しか喋ってねぇ。隣に居る奏に視線を移すと、目があって。

……ごめんね?

……気にすんな。

 と1秒もしない内に互いの考えが分かった。まぁいいけどね、慣れてるし。まぁ、それよりも……。

「あのシグナム副隊長? 自分の体に何か付いてますでしょうか?」

 さっきからジロジロと人の体を見てるシグナム副隊長に声をかける。
 警戒されてるかと考え、冷や汗が凄い。でも不思議そうな様子は変わらないから、多分平気だろうが……

「お前は……いや、緋凰は何かやっていたのか?」

「……はい?」

 ……懸念してたこと
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