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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第4話 疑念
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……落ち着いたら、流の所にも足を運んでみるかね」

 多分あっちも二人部屋を一人で使ってんだろう。後で様子見に行ってみるかね。さて、とにかく。

「……どれに何を入れたのか覚えてねぇな」

 ポツリ呟きながらとりあえず適当に段ボールを開けてそこから適当に片付けをする。うん、すっごくだるい。

――――――


「悪い、遅れた」

「おっそいよー!」

 既に医務室前に集まってた三人に声をかける。うん、俺が集まろうとか言ってて遅れたから俺が悪いのは当然だが、震離よ、だからといって。

「……副隊長達の前では大人しくな」

「うわ、すごく静かに注意された」

「……医務室前で、副隊長陣が集まってるんだ。粗相のないようにしないと」

「え、でもなのはさん達見てるとそんな感じはないような」

「上がいい人だからって、その副隊長陣もいい人とは限らないだろうが」

 実際その可能性もあるからなぁ、たまに隊長よりも自分のほうが凄いはずって、部隊の中でふんぞり返ってる馬鹿がいるからな。まぁ、この部隊じゃ無いと思いたい。まだ出来てからそんなに経ってないから無いとは思うし、はやてさんの騎士たちだから多分平気だろうが。

「うん、それでも私達の上司にあたる人達だからちゃんとしてね?」

「はーい」

「……初めからそうしてくれよ」

 くそぅ、何で俺が言うと反発して、奏が言うと素直に聞くんだよお前は? それより、一つ気になったことがあるんだった。

「そうだ、流?」

「はい、なんでしょうか?」

「流んとこの部屋は誰か人いたか?」

「……いえ、二人部屋ですが、自分の所には居ませんでした」

 なるほど、流のところにも同居人は居ないのか。まぁ部屋の場所はそのうち聞くとして。何でそこは驚いてるんだよ?

「流一人なの?」

「はい、そうですが」

「……あれ、私達相部屋だったよね?」

「うん、そうだけど男子とは違うんじゃない、この部隊男の人あんまり見なかったし」

「……だからかな?」

 首を傾げながら話す震離の疑問に俺が答えるよりも先に奏が答えてくれた。多分、俺が言ったらまた反発するだろうし、それどころか文句言って来そうだし。……だけど、流でさえも一人なのか、そうするとエリオもやっぱり一人なんだろうか?

「まぁ、後で聞いてみるかね」

「ん、何を?」

「ん? あぁ、何でもない、さ、行こう」

「え、ちょっと!?」

 後ろで抗議する震離をほっといて、医務室の扉を軽く3回叩き、返事を待つ。その間に震離も落ち着きを取り戻したのか、少し緊張した面持ちでそこで立ってる。……何時もそうだったら、普通にかっこいいと思うんだけどなー。なんて考えていると
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