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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第4話 疑念
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――side響――
あれから数分。屋上から室内に戻って食堂前に差し掛かる。まぁ、その途中もエリオはー、キャロはーってずっと話が絶えなかった。
そんだけ好きなんだなぁと改めて思うし、あの二人がすごくいい子なんだろうなぁとも思うし。ただ、フェイトさんが過保護すぎる気がすると思ったのは内緒だけど……子を心配する人ってこういう物だと思いたい。
「そうだ、これから俺は飯を食べに行くんですけど、フェイト隊長はどうしますか?」
「……行きたいけれど、私はこれから外回りなんだ。明日は出張だから、今のうちにやれることはやっておこうと思ってね」
「はぁ、そうですか……それでは、先に失礼して食堂に行きますね」
「うん、それじゃあ」
頭を下げてとりあえず見送る。うん、俺は執務官になりたくないからあんまり知らないけど、執務官ってかなり大変で、かなり努力しないと慣れない役職だというのは知ってる。実際、昔目指してたやつ知ってたし。
とりあえず中にはいって、奏達を……え?
「……何このパスタの山は?」
「え、あぁ、おかえり響?」
「あぁ、今戻ったよーってか、なんだこれ?」
目の前にどこの山だよって思うぐらいに山盛りにされたパスタ――の山がある……俺も結構食うほうかなって少し前まで思ってたけど、訂正する。うん、こんだけ食うやつってどんな奴だよ。
「……それエリオと、スバル用だって」
「……へー……え?」
山の反対側に歩いて誰が食べてるのか確認しに行く。そこにいたのは勿論。
「あ、響おかえり」
「あー、どったの響?」
「おー、ただいま」
普通に飯を食べてるエリオとスバル。そこに普通に溶け込んでる震離の姿が。お前、これ見て何も驚かんのかよ?
「ん、どったの響? 私の顔になんか付いてる?」
「……うん、食べかすが付いてんぞ」
「え、嘘!?」
そう言って顔を拭いてケチャップを拭きとる震離。正直今のはついでなんだけどな、まぁ。こんだけ食べるのは多分、多分成長期だからだ、きっとそうだよ! 俺がエリオやスバルの年の頃に比べて、数倍食べてるけど気にしちゃ負けなんだよきっと。
「現実逃避は行けないよ、響? それよか食べないの?」
「……うん、なんか見てるだけで腹が膨れた気がしたからいいや」
「……うん、だろうね」
気がついたら、隣に奏が座ってた。食べ物が乗っていた取り皿をくれたからそれを食べる。なんか、食いかけだった気がするのは気のせいか?
「……震離がなんか食べてたからだよ」
「そうか、あと人の考え読むなよ、なんか気恥ずい」
「照れない照れない」
隣で笑う奏を見て恥ずかしくなる。正直あまり勝てないから困る。ま
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