遠い遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・・・・。
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突進していくこんなものではなかった。あの子たちもまたみなしごや母を捨てたものたち。アナキンは才能があるといってもそれはほかの弟子たちも同じこと。全宇宙から集められたものたち。しかし本来のジェダイは子供としての家族への愛を受けながらジェダイとしての訓練も受けていくものだった。そうしなければ心の平均がとれない。フォースは神秘の力。だれにでも備わっておる。そしてそれが強い思いによって働くのだ」
「母上、フォースというものがどういうものか、言葉では無理なんですよ」
「無理?あなたたちの最大の強さの源でしょう」
「正直、フォースを科学的に解明しようとしたこともあります。恐ろしい的中率で優れた戦士を生み出しました。でもそんなものは優れているとはいいません。ヨーダもアルバトロス教授も心の安定がフォースを生むと考えています。教授の理論は、しっかりした愛のもとで育まれた純粋な魂が土台になっているのです。
「わたしにフォースを教えてくださいませんか先生」
「私が母君に」
「あの子を叱ろうにも自分に何の力もない者に心を開くとは思いません」
「いいでしょう、母親の愛の強さは技の習熟を早めてくれるでしょう。では心を集中させ、静かな水面のように。息は静かに……」
シミのジェダイの修行を教授は請け負った。
ジェダイ聖堂で、他でもないマスターヨーダが三人を出迎えた。
「ああ、シミ・スカイウォーカー。お初にお目にかかります。私はヨーダ。ジェダイの騎士です」
「身に余る光栄です。まさかマスターヨーダにお目にかかれるなんて。それでマスターヨーダ。わたしはどうすればよいのですか」
「アナキンは深い悲しみの中で不安にさいなまれている。しかし今はシスの監視と誘導が厳しい。アナキンのそばには必ずシスがいる。あなたとシスを合わせれば、シスは必ずあなたを殺しにかかる。それはまずい。しばらくジェダイ聖堂で修道女として生活なされよ。フォースも学べる。アルバトロス。ジオ・ノーシスに派遣されたクローン兵はアンドロイド兵に対して目覚ましい活躍を果たした。そうジェダイの力をしのぐほどに。ここは監視の目が多い。どうじゃろう。修道女の教師の枠が開いておる。ジェダイの楯持つ乙女の教師には、お主ほど適任はおるまいて」
「はい、マスターヨーダ。仰せのままに」
それからクローン兵のおかげで快勝があった。しかしアナキンは着実に暗黒面の誘いに乗ってどんどん自我を膨らましていった。クローン兵の反乱がおこり、アナキンが疑似的な母を死なせ、マスターウィンドウがアナキンのまさかの裏切りによる死を迎え、アナキンは一人ジェダイ聖堂のパダ・ワンも虐殺した。シスは隙を見せなかった、アルバトロスはヨーダの悩みを知った。アルバトロスの計画はアナキンを改心させることではなかった。どの未来を見てもシスの天下でアナキンがダース
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