暁 〜小説投稿サイト〜
ジェダイの教授 ースカイウォーカーの子孫たちー
遠い遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・・・・。
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りました」
「軍?」
「それは、船に乗ってからです」
 宇宙船は二人を乗せると砂塵一つ巻き上げないで高速で地平線を突破した。
 三人の黒いシスに囲まれた、シェル・ワンは自分のうちにみなぎる力を感じた。それがなんなのか分からない。
 しかし、相手が出ようとする矢先、シェル・ワンの意識が鋭くそちらへ向けられる。するとまるで壁にぶつかったように敵の攻撃は阻まれた。
 たしかに内に眠る力はつよい。だがフォースの消耗は戦いに大きく帰結する。ならばライトセーバーで。
 シェル・ワンはなんどか打ち合ってみた。まるで遅い。早すぎるんじゃない。相手が遅すぎるんだ。遅すぎるため、一人斬ってしまった。
 なんの抵抗もなくシスが一人やられて二人は動揺している。
「ジェダイはヒトゴロシだな」
「大丈夫だ。私の剣が迷えるあなたの魂を導く」
「な、それが・・・・・!」
「よい来世を」
 その一言でシスは、この者にはジェダイ特有の甘さがないのがわかり逃げていった。
 すると高速艇が、シェル・ワンの前ですうっと止まった。
 シェル・ワンはもうぼろぼろである。教授は何食わぬ顔でドアを開けると。
「いくぞ、我が弟子。シスを一人とはいえ滅ぼした。よくやった。今は休め」
「教授。ですが……」
「あとは任せろ、それとも」
「あ……」
「任せられんか?」
「いえ」
「よし」
 宇宙船はすばやく惑星を脱出した。ドロイド軍はたった一艇の高速艇を捕まえられなかった。
「今は、高速艇の中です。この中でなら会話もシャットアウトされます。BB3 マイクは全部OFFにしてあるだろうな」
「ハイ」
 シェル・ワンは教授から聞いた話を思い出していた。昔、タトゥイーンのポッドレースで優勝していること。タレヤの戦いの中で秘密工作員たちを全て欺いて一切の情報を漏らさず、敵軍に勝利を導いたこと、そのあと味方からも消息不明とみなされていたが、ジェダイ聖堂で茶などすすりながら弟子を育てていたこと。
(この人に、敵う人なんているのだろうか)
「わたしが絶対に勝てない敵が一人いるのです」
「え、教授?」
「お話しいただけますか?」シミは息子のことが気がかりで心配で胸もつぶれそうなのだった。
「シスの暗黒卿がなぜ生まれるかご存知ですか?」
「いいえ」
「あれは、今のジェダイがシスの技について不勉強だからです」
「な!師匠。それは規約違反ですよ!」
「ほら、この通り。道を求めるものにとって禁忌を犯すことを恐れる脆弱な思考。これが今のジェダイです」
「な、なにをいってあなたはさっきフォースの奥義をみせてくださったじゃないですか」
「ま、そうだただ人間、正しいことばかりするのが本当かな?」
「そりゃ、間違ったこともしますよ、でも……!」
「悪を否定しては、シスを理解し
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