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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第3話 模擬戦
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――side震離――
「了解」
そう言って、私はすぐに反応のある方に向かって移動を開始する。今回の相手は六課のFW4人だから、一人一倒の割り当てだけど、あまり気にしなくてもいいかな?
移動しながら、魔力の流れを感じてみるけど、今のところ違和感はないかな。うん。
ただ、さっきの響の指示は正直よくわからない。だって、何時もなら適当にあしらっとこう、みたいな事しか言わないのに今日はどっちかっていうと消極的だ。
いやまぁ、別に構わないよ。
「まぁ、それでも従うからいいんだけどねー」
「叶望一等空士、どうかされましたか?」
「あ、ううん、大丈夫だよ」
私の隣を移動する流が声を掛けてきた。うん、正直さっきの事があるから正直かなり気まずい。やっぱり―――
「4つの反応が、3つに分裂したので、自分はその内の一つを追いますね」
「へ? あぁ、うん、一応気をつけてね?」
「了解」
返事をしてからすぐに流は私とは違う方向に行っちゃった。やっぱり、嫌われちゃったかな? まぁ、地雷二つも踏んだから仕方ない……よね。
やばい、そう思うと悲しくなってきた……はぁ、これからどうしよう?
(震離?)
あれ? 奏だ。どうしたんだろう念話なんて。
(はい、どうかしたの?)
(そっちに一つ行った、それで私は遠距離から後ろにいる二人を、流も別の反応の場所に向かってる)
(了解、ありがと)
(うん、後でちゃんと謝ればいいと思うよ?)
(え!? な、何のことかな!?)
奏の急な言葉に思わず焦る。だってねぇ? 幾ら何でもタイミングが良すぎるんだもん。
(流の事考えてたんでしょ? 後で謝ったら許してくれるんじゃない?)
(べ、別にそんな……)
(ほらほら、準備しないとそろそろ遭遇するよ? それじゃあまた後で)
うー……見破られてた。なんか顔が熱くなってきて思わず顔を伏せてしまう。あ、いけない、もうすぐで遭遇するんだ、よそ見なんてしてらんない! 首を横になんでも振って邪念を飛ばして、よし!
「さて、と!」
立ち止まって、耳を澄ます。なんかローラーのような、エンジンを吹かすような音が聞こえてくる。まだ音が少しだけ遠いし、後10秒くらいで遭遇しそうだ。……10秒もある、だったら。
「カートリッジ、フルロード!」
[YES,SIR!]
自分の持つ杖からこれ以上無いくらい無機質な声が聞こえたと同時に、杖の先端が動いて薬莢が4つ飛び出る。同時に自分の中で魔力が増えたのを感じた、よし。
「ブレード、オープン!」
杖を天に掲げて、杖を媒体に大きな魔力刃を展開する、同時に周囲に小さな魔力刃も展開しておく。
さ・ら・に
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