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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第3話 模擬戦
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して、奏のやつは、狙撃用ライフルみたいな細いタイプのものだ。こうしてみると同じ「ライフル」つっても、様々なやつがあるもんだ。
「さて、あの二人は目眩ましかもしれないという可能性も、考慮して。残りは……回りこんでくるかな、あっちも既に補足してるだろうしな……一応全員バックアタックされるかもだから気を付けろよ?」
「了解、そろそろ目視出来る距離に来るよ?」
後ろで弾幕を張る用意をする奏の言葉を聞いて、少し構えて
「あぁ、じゃあ行くか流?」
「了解。援護します」
「そ、そっか。なら任せたよ、さて……」
短い会話に思わずこけそうになる、もう少し愛想よくしてもいいと思うんだけどな。まぁ、かなり近くまで来てるし、こちらも身構える。実際なんかローラー音が凄いしね。林の中だし、茂みも多いから未だに目視できないし。さて。
「緋凰響、推して参る」
刀を二本とも抜いたと同時に、足に魔力を送り込み、音のする方に向かって「跳んだ」。茂みを突き抜けたと同時に目の前に青い道の上を走るスバルと、槍を構えてスバルと並走するエリオがそこに居た。
この時点で、スバルとティアナのツートップのプランは完全に消えた。
俺が現れたと同時に、というか既に補足していたのか、既に二人共迎撃体制に入っている。エリオは槍を頭上に構え、スバルはナックルをつけた右腕を振りかぶっている。正直な所、既に俺も向こうもかなりの速度で接近してるから、もう方向を変更することは出来なかった。
「「うおぉおおお!」」
「……おー元気だな、おい」
思わず口からそんな言葉が漏れるけど、そして、二人の攻撃が俺に向けられると同時に、両手の刀を逆手に持ち替えて、右手の刀でスバルのナックルの側面に当てて少し方向転換。同時に、左手の刀でエリオの槍を受け止めそのまま――
「えぇ!?」
「あっっっぶねぇ!」
二人の攻撃を上手く受け流し、最初の勢いのまま背後を取ったと同時に、刀をちゃんと持ち替える。正直、少しでもずれたり、タイミングが間違えてたら多分やられてたんじゃなかって位やばかった。あの二人の反応ヤバ過ぎだろうが。最初の予定じゃ、会敵したと同時に、攻撃当てて気絶でもさせようと思ったけど、甘かったな。つーか甘すぎた。
だけどな、背後を取られたら直ぐに振り向かないと――
「それじゃあ……!」
未だに俺に背中を見せてる、二人に向かって。瞬間的に魔力を刀に送り込み、そのまま刀を振りあげて巨大な月型斬撃を二つ放つ。そして、もう一度足に魔力を送り込み、自分で放った斬撃に追いついて。
「不味いんじゃねーのっ!!」
その斬撃目がけて刀を斬撃二つに叩きつけた瞬間、一気に後方へと下がって、斬撃が弾けた時の衝撃を回避して、その衝撃
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