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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第3話 模擬戦
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ほど怖いんだよ!?

「それでは、飯食うまでには合流するので、先に失礼しますねー……ん?」

 軽い駆け足で、皆の前に出て適当に挨拶して気づく。
 流はどこに? 視線を動かして周りを見ても、どこにも居ない。まあ、先に帰ったってことでいいのか?
 それよりも。

「それじゃあ」

 振り返って寮のある方向に向かい、途中の角を曲がった瞬間。

「よしっ!」

 全力疾走。それこそ短距離でも走るのかお前は? と言われても仕方ないくらい本気で足を腕を上げて走る。
 なぜなら。振り切ったと思った殺気まがいの視線をまだ感じるから。
まぁ、基本として、いきなり立ち止まって、振り返る。
 既にここは室内。隠れる場所はあまりないが……さっきまで閉まっていた窓が開いている。
 ……まぁ仕方ない。とにかくゆっくり歩いて角を曲がると、後ろからパンプスのカツカツした音で付いてきているのを確認。正直怖い。もう一つ角を曲がった瞬間、もう一度全力で走る。そして相変わらずパンプスの音が頻度を上げて近づいてくる。曲がり角を曲がると急停止。待つこと少し、走りこんできた金髪の隊長。

「あ、あれ、響? 偶然だね?」

「……マジですか」

 まさか、こんなに律儀に引っかかるとは……正直すごくびっくりしてる。

―――――――――

 とりあえず、屋上に行く途中、自販機に立ち寄って飲み物二つ買っておく。
 途中で緑茶とか入ってるのを見て思わず買いそうになったけど、とりあえず二本コーヒーを買って、フェイトさんに渡しとく。
 で、屋上について誰もいないのをかくにんしたあと、フェイト隊長をベンチに座らせて、俺は立ったままコーヒーを一口含む。うん、喉乾いてたから正直落ち着く、さて。

「……俺なんか失礼なことでもしましたか?」

「えと、その前にいつから気が付いていたの?」

 …………え?

 えーーーーーーー。

 と顔にも声にも出さないで心のなかで絶叫する。うん、今の俺頑張ったと思うよ多分きっと。
 おかしいな、俺が記憶してる限りじゃ執務官試験てスゲェ難しいと記憶してんだけど?
 それで、この隊長二つ名まであるほど優秀な方だよね? 何なのかめんどくさくて調べてないけども!

「あー、なんかエリオやキャロと話ししてる途中からですね」

「さっ最初からなんだ……」

 ……管理局ぅううう!? 誰だよこの人合格させたの!? 明らかにミスだろう!? まぁ、優秀だから合格させてんだろうけども。

「その、エリオとキャロの事なんだけど」

「……はぁ」

―――数分後。

「えーと、要約すると、自分よりも俺のほうが二人が懐いてる様で何でなのか聞きたかったと、そういうわけですね?」

「そっそうなんだ
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