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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第3話 模擬戦
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いよ」

「うん、分かった」 

 そう言って考え始めるスバルだけど……うん、所々クエスチョンマークみたいなのが浮かんでる所を見ると、よくわかってないんだろうなと考える。
 単純に、あの一瞬で出来たことって、いっぱいあったと思うんだがなぁ。けど、それよりもだ。

 このタイミングでなのはさんが、模擬戦を切り上げたのはなんでだろうって考えてしまう。あの一瞬の攻防で、判断したというのならまだティアナとキャロが残ってる。前衛が居なくなったとはいえど、やり方によるけど二人いた。特にブーストが出来て、竜を使役しているキャロと、遠距離から攻撃可能なティアナがいるんだし。まだ勝ち筋は残ってたはず。
 コチラも顔見せなんだしそこまで深く攻める気はなかったし、如何せんどういう戦術で来るかっていうのも見たかった。いつか見たのは、割とスバルとのセットプレーを中心にしてたし……そのスバルが落ちたから?
 だから、あのタイミングでやめた? 

「単純にあっちもこっちも最初だから何じゃないの? それに部隊も立ち上がってから日も立ってないんだしさ」

「……なるほど!」

 ぐるぐる思考が回り掛けてたのがバレたのか、苦笑しながら奏が話す。同時に深く考え過ぎなのは良くないよ? って付け加えられて、少し恥ずかしくなる。深く考えてたっていうのは認めるけど、なんだろう。なんか気恥ずかしいんだ。
 ……ただまぁ、こういう時は、奏に勝てる気しないからそのまま受け入れるけど、やはり恥ずかしいし、慣れないな。

 とりあえず、今日の模擬戦は終了だ。これが終わったら……部屋の整理か。めんどうだなぁ全く。

―――
 
「ひ、響さんすごい!」

「あはは、ありがと、思ってた以上に早いし、反応凄いしで焦ったけどなー」

 あの後、皆でなのはさんの元まで戻った時に意識が復活したエリオが、開口一番にどうしてあのタイミングで見きれたのとか色々聞いてきた。けど、それよりも先にこの子ら、本当にタフだよね……。まぁ、頑丈なのは良い事だ。

「もっと反応速度を磨きます!」

「それはおいおいなー、搦め手は次から気をつければ……あ?」

「? どうかしたんですか?」

「あ、あぁ、大丈夫だエリオ」

 エリオ達からタメ語で話されてるのを黒い服きた金髪の人からジト目で見られてるけど。多分、ってか絶対に気のせいだと思い込む。だって、あの人執務官だろう? 一応俺の上官だろう? 仕事ができる人って噂の名高い人。
 まぁ、やましいことは……あるが、まぁいいか。それよか。

「はーい、皆注目!」

「はいっ!」

 なのはさんの集合合図に皆の声が揃う。まぁ、とりあえず俺以外の三人の配属とポジションの説明、基本的なチーム構成を聞かないとね。

「今響
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