暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第3話 模擬戦
[11/19]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
たい気持ちを抑えて、二人を見据えようと振り返ると、二人は直ぐ様追撃に移っていた。
(……反応が良いな)
素直にそう思う。というか正直驚いた。
まぁ、二回目だし仕方ないか。なんて考えながらその追撃も、二人の……正確には、エリオの槍が当たる寸前に真後ろに一気に下がって紙一重のタイミングでかわす。二人共一瞬驚いた表情を浮かべたけど、攻撃を出した勢いのまま再び踏み込んできた。それを見て、折れた刀と罅の入った刀を二人よりも上の方へ投げると同時に、今度はコチラからも二人の間合いへ踏み込み、一気に接近する。
一瞬の出来事に、スバルは拳を振りかぶり、エリオは振り上げた状態だ。だが、既に間合いへ入っているから、二人のメインの攻撃は来ることはない。強いて言えば今度は少しだけ前に居るスバルと激突するくらいだ。だけどスバルも俺も、ここで選択をミスったら、即アウトだ。スバルもそれに気づいているのか、空いた左手を素早く自分の体の前で構えて、しっかりコチラを見据えてた。
(ま、このままぶつかったら、まず負ける。やっぱり力比べは苦手だわ)
自己嫌悪に近い気持ちで、ため息が出てくる。そんな事考えてるうちに、スバルが既に眼前まで接近してきた。多分スバルもコチラがぶつかってくると考えていると思う。だけどな――
(ぶつかるだけが能じゃないし。その回答は半分正解で、半分はアウトだよ!)
盾代わりに構えていたスバルの左手首の袖をまず左手でつかみ、同時に右手で、スバルの防護服の左襟を掴んむ。そのまま足を止めて、スバルに背を向けると同時にに、体勢を低くしてそのまま!
「投げる!」
「ふぇ?!」
向かってくる勢いのままスバルを投げて、そのまま奏が居るであろう方向と投げ飛ばす。本来ならば地面に叩きつけるのがベストなんだけど。このまま地面に叩きつけたら、防護服は着ていても物理的なダメージが半端無いと思ったからだ。そして、背を向けたまま全力で真上に飛び上がり、先程投げた刀を、右で折れた刀を、左で罅が入った刀をキャッチし、その下をエリオが通り過ぎる。
そのまま、エリオが行った方向へ飛んで、エリオが振り返るよりも先に刀の峰をエリオの後頭部へと軽く当てて気絶させてからの。
「辛!!!」
心のそこからの言葉を叫ぶ。というか、叫んだと同時に倒れそうになるエリオを支えてゆっくりと木陰に連れて行って、木の幹を背にそこに寝かせる。
正直というか、本音を言えばこんな勝ち方は正直嬉しくない。スバルを投げたのだって、一本背負いなんだけど正直アレは試合の中で言えば反則だ、同じ側の袖と襟を掴んで投げるのは柔道じゃ即反則を取られる。エリオにしたって正面からやりあわずに、ほとんど攻撃をかわすか受け流すかで、基本的に逃げてたしね。
「響〜スバルがな
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ