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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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よ。さっきまで震離を待ってたしな」
「あー、もしかして、もしかする?」
軽いため息を吐きながら話す煌の言葉に、俺の後ろで震離と奏が深い溜息を吐いた。まぁ、これで言いたいことはだいたい伝わったろ。
「……まぁ、あとで話すよ」
「そっか、挨拶に行くってんなら案内してやろうか?」
「あぁ、頼むよ」
「その前に一応受付で手続きしてからな」
……わかってたことだけど、めんどくさいと思っているのは内緒だ。
――side煌――
「……なぁ、煌よ?」
「あんだよ?」
受付でひと通り手続きをやらせた後、響達三人をはやてさんの所に連れて行く途中に隣を歩く響に声を掛けられた。というか響よ?
「……お前、道行く人をいちいち見てたら失礼だと思うんだが?」
「少し気になったから見てただけだ。というか、人の視線を追うな」
まぁ、いい加減気づくよなぁ、後ろの二人は普通に会話してるから気づいてないけど。
やっぱりお前は気づくか、この部隊の異常さに。
「まぁ、はやてさんや他の隊長に会って話を聞けなかったら、俺らに聞け、今説明すんの面倒だ」
「……了解」
ため息吐きながら返事をする響を見て、思わず苦笑いを浮かべる。
まぁ、普通に気づくし、明らかに面倒だって事が分かるから仕方がない。
でもさ。
「案外楽しいもんだと思うぜ?」
「……そうか? というか俺らの部隊編成が気になるんだけどな」
「何で?」
……珍しい事をって、まぁそうか。そりゃ気になるよね、一応震離と奏の二人を指揮してたから、この先の編成が気になるのか。まぁ、普通に考えて基本的には変動しないと思うけどな。FWの四人はまだまだって感じだし、響達と組ませても大して動けなさそうだしな。むしろ変にコンプレックスとか持ちそうなのが怖い。
「いや、さ、この前の事件で、たまたま会ったから見てたんだけど」
「あぁ」
「……確実に一人余るだろ?」
「……はぁ?」
一人余るって……あぁ、なるほど。響たちは知らないんだな。まぁ、とりあえず教えとくか。別に響と奏ちゃんの二人は驚いても顔には出さないけど。震離ちゃんは……すっげぇ驚くだろうし。それに簡単に伝えとかなきゃならんしな。
「……響」
「なんだ、改まって?」
「今回の異動さ、一つ「不安要素」が出来た」
「……」
その言葉に反応したのか、ついさっきまで、後ろで話しをしていた二人も俺の話に耳を向けた。
特に響に関しては、一瞬だけ目が据わったけど、すぐに戻した。多分、予想はしてたみたいだけど、本当にしてくるとか思ってなかったんだろう。実際優夜も本気で驚いてたし。
「まぁ、細かい事は後で
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