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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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――side響――
「なるほど、「お願い」……ねぇ」
「うん、そう、それでコッチに来るのに遅れた」
「まぁ、そりゃ仕方ないさ、ありがと。そしてスマンなそんな役割させて?」
目の前でブスッとしてる震離に労いの言葉をかけるけど、正直それでも不満たらたらだ。
まぁ、無理も無いか。本当なら俺が行って、話聞かなきゃならんのにな。
「別にいいよ。ただ、響とか、奏が行ったらもっと無理な事言われてたかも知んないし」
「そんなこと無いって、言ってあげたいけど。正直否定仕切れないね。ってか本当にごめんね?」
シュンとする震離の頭にゆっくりと手を伸ばして
「え、ちょ、奏!?」
「ほらほら、いい子いい子ー」
ニコニコ笑いながら、震離の頭を撫でてる。ってか、奏もまんざらじゃねぇな。久しぶりに見たわ、こんなにニコニコ笑ってるところ。まぁ、最近任務続きだったもんな……。というか、震離よ。
「いやいや言ってる割には、嫌そうに見えないんだが? 俺の気のせいか?」
「え、あ、違っ!」
「フフフ、いい子いい子ー」
「ちょ、もう!」
まぁ、たまにはこんな日も悪くはないな。さて、と。
「いい加減戯れてないで、そろそろ挨拶にっ!?」
頭にガツンと入り体を突き抜ける衝撃。殴られたと判断がついたと同時に振り向く。陸士隊の制服を着た赤髪のヤツがそこに立ってて。
「何やってんだよ、お前らは?」
殺気も気配も何も感じなかったから、気付かなかったし。意識の外から打ち込まれたからすごく痛い。
頭を押さえて膝をついてたら、なんか話が進んだ。
「あ、煌じゃん。久しぶり」
「おぉ、お二方も前見た時よりも一段と綺麗になったじゃん」
「褒めても何も出ないよ? それより、そんなこと紗雪に聞かれたら不味いんじゃない?」
「その点はご心配なく。居ないから言ってるだけだし」
頭抑えながら顔を上げると。そこには腹がたつほど笑顔の煌が立ってた。というか。
「お前。俺だったらいい物の、俺とか優夜以外の人を、後ろから襲ったら間違いなくブチ切れるぞ?」
「あっはっはっは、一応事務員として、六課の玄関前に変な三人組が居るって言われて来てるからな。一応対策兼どうせお前らだろうなって予測を立ててここに来たんだ。お前じゃなかったら打ち込まねぇよ」
「……質悪いな」
「ほっとけ」
ケラケラと笑う煌を見て、怒る気力が一気に削がれる。多分普通の人だったら間違いなくブチ切れてんだろうけど、付き合いが長いからか、怒る気すら沸かない。まぁ、それ以前に怒っても聞かねぇからな。こいつは。
「で、これからお前らどうするんだ?」
「ここの部隊長に挨拶に行くんだ
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