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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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「……大丈夫だ、なんかあったらどうにかするさ」
「……わかった」
奏が納得してくれたことだし、さて。
「震離が来るまで待ちますか」
「うん」
後は震離が来たら、八神部隊長に挨拶だ。さすがに俺と奏だけ先に挨拶するのはまずいからなぁ。ただ、ただ途中に茶髪の子供が中に入っていったんだけど、あれは六課のFWメンバーか? ただ、昨日はいなかったけどな。途中俺らと目があって、向こうから頭下げてきたし……。
「六課のFWの子かなぁ?」
考えていることと全く同じ事……では無いだろうけど、似たようなことを考えていたらしく奏の口からポロリと漏れた。
「……いや、知らんけど……やっぱりここの世界って」
「うん」
「……子どもでも前に出て戦うから凄いよなぁ」
「そうだよねぇ」
と奏と話しながら、しみじみ思う。地球とは違うことはよく分かるけど、さすがにどうも自分よりも年下の子が前に出て戦ってるって言うのは、ちょっとどころか、かなり抵抗がある。まぁ、俺らに抵抗があっても、本人が戦うって言ったら、俺らに止める権利は無いし、多分俺らも人のこと言えそうにないし。
何より、それは俺たちも通った道だったし。ま、普通に俺より強いだろう。
「……それにしても」
「遅いな震離は? って言いたいの響?」
「ん? ……さぁな」
隣でしてやったりって顔してる奏を見て、こちらも知らないふりをする。……別に言いたいことを先に言われて悔しいとか、そんな事じゃない。……本当に。というか、奏達は別にいいとして、個人的な問題が一つあって正直若干憂鬱気味だ。理由は単純で、先日の前の部隊の援護に六課が来た時のことだ。別にそれは構わない、うちの部隊がお礼したみたいだし。ただ、一つ文句を言いたいことがあるとすれば、人に仕事を押し付けて、結局六課のFWの人たちに会えてないということだ。
正直その時は別にいいかとか考えてたんだけど、異動となっては話が変わる。アレが原因でなんか言われるのは本当に勘弁願いたい。……まぁ、自意識過剰って言われても仕方ないけどねー。
さぁ、のんびりとアイツを待ってみますか、な。
――side震離――
「無理は言ってはいない、ただ六課に異動したのなら少し不祥事を、ね?」
「……」
本音を言えば、声を大にして言いたい「ふざけるな!」って、だけど。
「勿論、無理なら構わないよ、ただ、そのときは、ね?」
「……はい」
私が……いや、私たちが断れないことを知ってて言ってるから、余計にたちが悪い。だけど、命令だと不味いからお願いするような感じで言ってるのが、余計に腹がたつ。
「いやぁ、優夜君や、煌君達も六課に異動しているん
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