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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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ろうし、それに」
って言いかけたところで奏の持ってるデバイスのアラームが鳴り、小さな声で「やっときたよ」と苦笑しながら奏が応答した。俺は話半分も聞かずに、ボーッとしてる。奏が話ししてるし、まぁ大丈夫だろうと思ってそのまま、空を見上げる。
あぁ、妙に綺麗だなぁ……優夜が余計な情報送らなきゃ異動しなくてすんだんだけどなぁ。あ、だけど、久しぶりに7人も揃うしなぁ、なかなかいつもの面子が揃わないから正直嬉しいんだよなぁ。それに抑止力になりえるかもしれないし。
「はぁ!?」
思考の海で漂っていた俺の意識を一瞬で引っ張り出された。隣で怒りながら話す奏をみる。まだ若いのに、そう眉間にシワを寄せるなよーって言ったら火に油を注ぐ様なものだから言わないで、普通に声をかける。
「どったの? そんな大声上げて?」
「え、あ、ちょっと待って震離。響と変わるから、はい」
「説明なしかよ……まぁ、いいけど……はい、変わったぞ」
明らかに面倒そうな様子の奏から、奏のデバイスを受け取り震離と話す。
『あ、もしもし……響?』
「おぉ、どうした?」
妙に他所他所しいな。何時もなら「もしもしー! 響ー?」とか言ってるんだが、今回に限っちゃどうも他人行儀だ。なんかあったなこりゃ。
『あのさ、ついさっき連絡があってね』
「あぁ」
『……ちょっと呼び出されちゃって』
……なるほど、それでお前が遅れたのか。
「そうか、それでお前はどこに居るんだ?」
『ついさっきまで、呼び出されて正式に、ね』
「そっか、その命令はあいつらにも?」
『うん、ただあの四人から内部の事が全く無いらしいから、多分、それで』
……前線に異動の俺らに、か……。なるほど、あいつのやりそうな事だ全く。だけど、あいつらのことだ。まぁ、問題が起こっても上手く誤魔化してんだろうな。
「そうか、それで?お前は今どこにいるんだ?」
『ん、レールウェイの駅で、後二駅くらい』
「おおよそ30分くらいだな、まぁ一応気をつけてくれ」
『あいよ、それじゃね』
そのまま通信をきり、奏にデバイスを返す。
「はぁ、命令出すなら直接私たちに言えばいいのに」
ため息を吐きながら文句をいう奏。まぁ、奏の気持ちも分からなくもないし、それに……
「そう言うなよ、あの人はあの人で上に行くことに躍起になってるんだ、誰かを蹴落とす事にな」
「でも、あいつは……」
あいつの顔を思い浮かべたんだろうな、奏の顔が暗くなる。まぁ、六課の不祥事を報告しろって言うのは、スパイをやってこいって事だからなぁ。それでも……
「まぁ、その場その場で判断してけばいいだろ?」
「そうだけど……」
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