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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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》空曹。空戦A−で、能力リミッター無し。

同じく、天雅(あまがみ)(かなで)空曹。空戦AAAで、部隊保有制限により、能力リミッターでAランク。

同じく、叶望(かなみ)震離(しんり)一等空士、空戦AAであり、制限によりAランク。

地上第12武装隊所属、風鈴(ふうりん)(ながれ)陸曹。総合AAAで、制限によりAランク。

 本局や地上の陸曹、一等空士というのは別に珍しい訳ではない。ただ、この時期に別々の二つの部隊が同時に送り出したということが珍しいのだ。特に、機動六課の様な新設部隊に送ってくるとなると、その実態はだいたい、内部調査などであろう。と、3人は考えていた。

「四人とも結構な……や、そうでもないんかな? とりあえず、分けときたいんやけど……この響って子は、小隊指揮の経験があるみたいやし、この子はライトニングの方でええかな?」

「そうだね。なのは達に比べると、私もいつもいられるわけでは無いし、シグナムも聖王教会との間で忙しそうだから、いざというときには、この子に任せてみようかなって思ってる」

「……うん、私もそれには賛成だけど、それより先に、どの程度実力持ってるか判断してからじゃないとね」

「そうだね(そうやね)」

 と、他の三人よりも先に響だけが、ライトニング分隊所属が決定したが、当の本人はまだ知る由もない。



――――――――――――



――side響――



「ん〜、鼻がむずむずするな……くそ、くしゃみが出そうで出ない」

 真新しい隊舎を遠目で見ながら鼻を擦り、荷物を下ろして隊舎を眺める。前の隊舎というより、ほんの1週間前までいた、本局の寮が妙に古く見える。ただ、正直今はそんなことどうでもいい。

 もう六課の前だし、早い所、部隊長である八神はやて隊長に挨拶をして、この後のスケジュールや、自分の役割、部屋の割り振りと、荷物を片付けたい。片付けたいんだけど。

「何で、震離いないんだ?」

「さぁ、私はちゃーんと、時間教えたし、万が一に備えて、朝電話入れて今日異動だって確認したし」

「……そうか」

 正直くしゃみが出そうで出ないから少しイライラする。加えて、震離が何でか遅れてることもあって、あいつの心配半分、この後、挨拶したら怒られるんだろうという気持ちが半分ずつある。
 ……と言うより、朝電入れたって、奏が? まぁ、そんな時もあるのかな。
 まぁ、あいつがちゃんとした理由で遅れたんなら、少しはマシになるんだろうけど。それでも、正直異動初日から遅刻は嫌だし、失礼だ。なにより面倒だしな。だけど、本当……

「おっそいなー」

「ん、そうだね……なんかに巻き込まれたのかな?」

「さぁ、それだったら連絡いれるだ
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