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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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て反射的に別のに変えちまって、少し焦る。ふと視線を外すと、奏が気にしないでって目で言っているようで少しだけ安心した。
『そろそろ始めるけど……って、奏と震離どうしたの?』
「あぁ、いえ大丈夫です」
「私も大丈夫ですよー」
なのはさんの質問に二人揃って苦笑いを浮かべる。まあ、俺の指示のせいでこうなったんだしなぁ。それで、相変わらず流は無表情だ。まぁ、まだ初日だし時間を掛けて距離を詰めるか。それよりも先に。
「うん、じゃあ、始めようか」
「了解です」
と三人の声が重なる。さっきまでの雰囲気とは違って、全員仕事モードだ。
「それじゃあ各々、移動したてでやりにくいかもしれないが、何時も通りに。な?」
「あいあい!」「了解です」「分かった」
話を聞きながら、それぞれ準備運動みたいなことしたり、デバイスの準備をしたりしている。それをなのはさん微笑みながら見てて、そして。
『それじゃあ……初め!』
「セットアップ!」
その場にいた全員がデバイスを展開し、バリアジャケットを身につける。うん。相変わらずの管理局カスタムだ。バリアジャケットと云えども、二年くらい使ってるとどことなくくたびれてるように見えるのは俺だけなのだろうか?
「さて、さっき説明したとおり……って、流のはインテリジェントか?」
「はい……あぁ、片方はアームドデバイスに分類されます」
「わぁ、剣とロングライフルかー、かっこいいなー」
身の丈ほどの杖を手にした震離が呟く。うん、やっぱり個人用のデバイスっていいよなぁ、としみじみ思うが、そう考えると、やっぱり思ってしまう「俺にはいらないな」って。
しかし、剣と銃か。近距離遠距離対応出来ると見ていいのかな? えー……なんというか何でも屋を始めてみた気がするわぁ。
「まぁ、とりあえず各々勝手に行って来い、それでやばいと感じたらすぐに退くこと、いいな?」
「了解」
俺の言葉に三人が返事をしてくれる。ただ、流は真面目だからいいけど。後の二人の顔が若干笑ってるのを見ると、少し恥ずかしいと思ってしまう。だって、前の部隊じゃ適当に指示してただけだしな、間違ってもこんなふうに指示は出してなかったし。
そんなことを考えてるうちに、三人ともさっさと林の中に突っ込んでった。細かく言えば、流がまっすぐどっかに行って、震離がそれに気づいて追跡。奏が微笑みながら小さく「行ってくるね」って言ってから追いかけてった。
「さて、と」
ゆっくりと歩きながら大きな木の所へ移動する。まぁ、序盤は俺は動かないしね。とりあえず、木の上に出て、3つモニタを展開して3人の様子を伺う。今のアイツらのお手並み拝見と、ティアナ達の動きでも見ておくか。
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