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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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つのキーボードをそれぞれ片手で操作して、且つ俺と同等のスピードだ。それだけでも十二分にすげぇのに、俺と話して笑ってるし、余裕もあるしな。
「とりあえずまぁ、何だ。さっき部隊長から命令きたし、さっさと仕事を片付けないとな」
「……あ? なんかあったっけ?」
「ん? 何だ確認……はしてないな。響達を案内してたし……お前が帰ってくる前に八神部隊長から命令きたぞ。俺と時雨、お前と紗雪に」
「マジか。ちょっと待って確認する……場合によっちゃ手伝ってくれ」
「あぁ、いいぜ。飯一回な」
さり気なく要求する品が高くて、思わず舌打ちしちまった。けど、俺はあきらめない!
「……オカズ一品で」
……これが俺の限界でした。割かしマジで。現に優夜もそれを分かってんのか、それでいいぜって答えてくれて、マジでありがたい。慌ててメッセージボックスを確認すると、そこには八神部隊長からメッセージが届いていたから、開いて中身に目を通すと……。
「……マジで?」
「マジみたいだ。というわけで手伝おうか?」
「……いや、単純に仕事の量が増えるとかそういう事を予想してたから別にいいや。それよか、これ終わったら響達の所、見学に行かないか?」
「いいぜ。それじゃあ、俺は終わったから先に行くわ」
「早っ?!」
パタパタと、自分の手元の資料とかを片付け始める優夜を尻目に、俺も自分の限界と言わんばかりの速度で、手を動かす。正直久しぶりにテンション上がってるから、デスク系の仕事は基本的に嫌だけど、今のテンションは少し心地良い。
だけど、このテンションを作った原因の命令が、本当に楽しみだって言うのもあるけどね。
なんたってこの命令は――
――side響――
あれから数分。震離が見事に失敗してから数分経過したんだけども。
現在の状況はというと。
「……」
「……」
「……」
うん、言わなくても分かるくらい皆静かだ。
俺の少し前を歩く流は流でずっと無表情だし、後ろを歩く震離は軽く泣いてるし。それを奏が慰めてる。戦闘を歩くはやてさんは、気まずそうにチラチラと視線だけこちらに向けてるし。簡単にまとめたらカオスな状態。
まぁ、流の性別に関しては初見じゃ分からなくて、言葉遣いとかで適当に聞けばいいやと思ってた俺にも非はあるけど、まさかここまで冷えた空気になるなんて誰が予測したか……というか誰も予測しないよ。
「そ、そうや!」
気まずいこの空気に耐え切れなくなったのか、はやてさんが振り返って声を掛けてきた。
「グスッ、どうかしましたか?」
「いきなりで悪いんやけど、明日は別次元の世界にロストロギア回収にいかんといかんのよ。場所も場所やから、一緒に来
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