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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第2話 異動と挨拶
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問を投げかける。

「さぁ、地上からの異動みたいだけど、ここ最近まで数年間、別の世界の地上支部で仕事をしてたらしいよ。詳しい事は分からないけど」

 紗雪の疑問に優夜が答えるが、先程の暗い雰囲気から一瞬だけ、目付きが鋭くなったが、すぐに小さくため息を吐き、響達が此処に来ることとなった原因である、自身の調べた情報と、「四人目に関する」情報を言うのをやめ、そのまま食事の手を進めた。
 他の三人も何か考えたのか一瞬だけ手が止まったものの、それぞれがまた手を動かし始めた。すると、隣で食べていた煌が食事を採り終えたのか、展開したモニタを閉じその場で立ち上がった。

「さてと紗雪、俺らは仕事に戻るか」

「ん、そうだね」

 と紗雪も立ち上がりトレイを持って席を離れる。そして、二三歩進んだ後に何かを思い出したのか、小さく「あっ」とつぶやき、煌が振り向いた。

「っと、聞き忘れるところだった、優夜、時雨、夕方暇か?」

 突然の煌の言葉に少し首を傾げながら、この後のスケジュールを思い返し、微妙な表情を浮かべながらゆっくりと首を横に振る。

「悪い、まだ他の面々が仕事に慣れてないせいで、その講習会をするんだ」

「ごめんね、煌、紗雪」

 ため息を吐きながら話す優夜と、顔の前で手を合わせながら謝る時雨。

「そっか、一応要件はちょっと情報交換をしないかって話だったんだよ、最近俺もお前も業務が忙しくてしてなかったし」

「なるほど、だけど悪いな、また今度にしてくれ」

「うん、また今度ね、さ、仕事に戻ろう?」

 優夜の断りの返事に、紗雪が軽く手を振りながら言った。優夜も時雨も軽く手を振ってそれに応え、食堂を後にしようとする二人を見送る。そして、残った二人もまた、ひと通り食事を採り終え、その場を後にした。



――――――――――――



――機動六課・部隊長室――

「はやて、今日例の子達が来るんだって?」

「そうなんよ。まったく、突然でビックリしたわぁ」

「そうだね。それも、本局の子達3人はともかく、もう一人の方が地上部隊からっていうのも、なんか怪しいし」

「大方、機動六課の監視やないかな。それでなくとも、私は多くの人に睨まれとるからなぁ。
 その割に、同郷を当てて来るんわ嫌がらせにもほどがあるんやけど」

 機動六課の隊長室にて、部隊長の八神はやてとライトニング分隊隊長のフェイト・T・ハラオウン、そして、スターズ分隊隊長の高町なのはは話していた。
 問題は、今日来るという人員。そう、響達の事である。
 三人の目の前には、四つのモニターが展開されており、その四つの画面の全てにそれぞれの情報が描き出されていた。

本局第6武装隊所属、緋凰(ひおう)|響《ひびき
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