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ある晴れた日に
50部分:妙なる調和その十一
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きなのよ。静華は油っこいのがよくて凛があっさり派で」
「全員違うのか」
「特に咲ね」
「あいつか?」
「そうなの。彼氏が和菓子屋さんの息子さんだし」 
 それがかなり関係しているという。
「お菓子も好きだし」
「そういやよく食ってるな」
 咲が昼食後いつもお菓子を食べているのを思い出す正道だった。
「チョコレートやらクッキーやらな。好きだよな」
「だからダイエットにも気をつけてるし」
「食い過ぎなきゃいいんじゃないのか?」
 率直な正道の言葉だった。
「あいつ。果物だって好きみたいだしな」
「それも大好きだけれど」
「やっぱりな」
 このことにも納得する正道だった。
「甘いものばっかだな、本当に」
「あのままいったらその彼氏と結婚するでしょうしね」
「結婚か」
 話が凄い方向に飛んできていた。
「まだ十五でか?」
「十六になったら結婚できるじゃない」
「いや、それでもな」
 冷静に言う未晴に少し戸惑いつつ言葉を返す正道だった。

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