暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第1話 始まり
[1/12]
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
――side?――
木々の枝を飛び跳ねながら駆け回る。視界の端に映るモニターにはこの辺りの地図が展開され、敵と思われる赤いアイコンが蠢いている。
「……多いなぁ」
思わずというか、もう何度目になるのか分からない位同じ事が口から漏れた。森の枝を飛び跳ね、辺りを見渡す。両腰に差した俺の二本の刀の
形
(
・
)
をした物がベルトにつけた留め具にあたって鳴る。
ふと、通信ウィンドウが開いたと思えば。
『そちらに4機居ます!』
「はいはい。わかったよ……っと!」
同僚から通信を受け、地面へと飛び降りてもう一度周囲を見渡す。すると近くの茂みが大きく揺れ、丸っこい形をした無機質な大きな塊がまず2つ、その後を少し遅れてもう2つ、計4つが出て来る。
現れたとほぼ同時に、前衛二体がレーザーを撃つ為にその大きなレンズが光る。レーザーが着弾する前に、その動きを見切って一気に接近。
前の二機とすれ違う瞬間に刃を通し、その勢いのまま、丸っこい奴らの群れの背後を取ったと同時に後衛二機にも刀を通す。
同時に動きが止まったのを確認して、今しがた通した刀に目を向けて。
「んー、やっぱりまだ脆い……な」
刀に罅が入ってるのを見つけて軽いため息を吐く。諸事情とはいえ、一応見た目は刀だけど中身は刀とは呼べないほどの刀もどき。無理やり斬り通しているせいもあって直ぐに罅は入るわ、折れるはで何時も困る。幸い修復しやすいものだから融通は聞くが……まぁ、仕方ない事だと割り切って。
けど、それ以上に。
「……話は聞いてたけど、これがAMFか。面倒だなー……他の面子の場合、苦戦はないだろうけど、魔力少ねぇと余計に大変だわ」
大きくため息が漏れると共に、真っ二つに割れる。斬った対象、通称ガジェットドローンの残骸を眺めて、改めてこんなのが量産されているという現状が嫌になる。
アンチ・マギリング・フィールド
(
AMF
)
という発動する対魔術師向けのジャマー。魔力結合・魔力効果発生を無効にするAAAランク魔法防御。
その上、内蔵電源から殺傷能力のあるレーザーを発射する上に、他にも色々バリエーションが多いとか何とかで、並みの魔導師では相手にするのは厳しい、とのこと。
正直、俺も並の……というか平均行ってないんだけど。今ん所頑張って魔導師ランクA−になってはいるが、魔力保有量はCも無いから、射撃系等全くできないし。身体強化とその延長の飛行しか出来ないから、ただ近づいて斬るってことしか出来てないし。
今は少ないからなんとか身体強化の魔力を操作が効くが……大きいのが来たら面倒だなぁと。
『そちらから8時の方向にも幾つかの反応と、ロストロギアの反応があって、機動課の魔導師がそちらに向かいました』
通信が入って来て、その
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ