第二章
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欲しいな」
「前優勝したの三十九年よね」
「まだテレビは白黒だったな」
雄馬はその頃のことを思い出した、基準はテレビだった。
「阪神のユニフォームの色なんてな」
「わからなかったわよね」
「ああ、そんなの全然な」
それこそとだ、妻に返した。
「白黒だったからな」
「今も対して変わらないけれどね」
「ビジターだから違うけれどな」
甲子園球場の試合だからだ、画面では小林繁が人類普遍の敵巨人の打線を完璧に抑えている。
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