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フォース・オブ・イマジナリー
Turn:09 ドラゴンエンパイア支部
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ごめんよ」
そう言ってマモルは携帯を操作し始める
「ひょっとしてそのカードをくれたのはこの人なんじゃないかな?」
「えっと………」
青い髪の青年の写真を見せられたヤイバはその青年に出会った人の面影を感じた
「あ!そうです!俺が会った時より若いけど間違いありません」
「この人は先導アイチ、若い頃は優秀なファイターで、今は海外でヴァンガードに関する研究をしているんだ」
「先導アイチ………」
「私も小さい頃にあったことがあるけど………どうしてその人が………」
「さあ?僕もアイチ君とはそこまで親しいわけじゃないし、事情を知ってるとしたらもっと近しい人間じゃないかな」
「ここまで引っ張ってもったいつけないでくださいよ」
「ごめんごめん、でも僕は本当に………あ、そうだ」
そう言ってマモルは懐から白い紙を取り出すとヤイバにそれを差し出した
「これは?」
「会場でやってるスタンプラリーのカード、もうちょっとかかりそうだし、それを回ってくるといいんじゃないかな」

ボール当てゲームの近くにあったスタンプを押すヤイバ
「宮導くん?」
「ん?おお、矢代か」
どうすべきかため息をついているとヒトミとアリサが手をつないで歩いていたようで声をかけた
「お前らもスタンプラリーか?」
「うん、このスタンプラリー、全部集めると結構ポイントもらえるから」
まだグレード1のファイカをヤイバに見せる
「まあ、チャンピオンシップに出るにはグレード3以上じゃないとだめだからな」
ヤイバのファイカもグレード2
二人ともまだまだ道の途中にいる

キャピタルが出店しているドラゴンエンパイア焼きの屋台では以前ヤイバとファイトした女性がミライから商品を受け取っているところだった
「本当に久しぶりね」
「ええ、ちょっと興味があってね………」
「いつまでこっちにいるの?」
「オフシーズンの間は居ようかと思って………」
人々が集まる通りを眺める女性
「見届けてみたいの………」

後夜祭を終えたヤイバはキャンプファイヤーを眺めながら座っていた
「今日はお疲れ」
「支部長さん………」
「マモルで構わないよ、どうも肩書で呼ばれるのは慣れなくてね」
そう言って肩を鳴らすマモル
「前にいたところではただ友達同士でファイトしながら軽く話す程度だったんですけど………こうやってファイト以外を楽しむのも俺は好きです」
「気に入ってくれたならよかった………ファイトの方は?」
「もっと強くなりたいっては思いますよ………」
拳を握ってキャンプファイヤーを見つめるヤイバ
イベントの最後、お店を出していた人たちと支部長であるマモルとのファイトが行われていた
そのレベルの高さにヤイバは終始圧倒されていたのだ
「もうすぐメガラニカ支部で大きな大会がある、よか
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