第三章
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「凄腕の獣使いやからな」
「それでやな」
「大勢のモンスターや獣も従えてる」
「しかもその種類の強いの多いな」
「ウルグアイの森もアマゾン程度やないがモンスターや獣が多くて」
そしてというのだ。
「しかも強いからな」
「そんなとこに凄腕の獣使いでサイコ殺人鬼が入ると」
「難儀やな」
「それでやな」
「警察も冒険者も及び腰や」
「軍隊の案件かもな」
ピエトリは中南米の山菜を食べつつ述べた、繊維質があり中々の固さだが美味い。
「これは」
「そうかもな、しかしな」
「それでもやな」
「行く時は行く」
「神託やと思えばな」
「というか神託やなくても」
生来の生真面目さからだ、リョサは言い切った。
「やっぱりな」
「こうしたことはやな」
「絶対に適える」
「そやな」
こうしたことを話してだ、そのうえでだった。
リョサはピエトリと共に二人で森に向かいその森に入った、するとだった。
森の中に入ると早速凶悪な獣に様々な種類のモンスター達が出て来てだった、二人はその獣やモンスター達をだった。
次々に倒していき先に進んだ、リョサはネクロマンサーだが戦闘にも長けていて。
自身の神具であるヘルシングの剣を無数の手裏剣として放って戦っていた、そうしつつこんなことを言った。
「アンデットやなくてもな」
「強い攻撃は強いな」
「アンデットに特に強いってだけで」
アンデット以外の敵にもというのだ。
「僕の神具は強い」
「そやな」
「けど今回はな」
「エクソシストの能力はやな」
「使う機会ないかもな」
アンデットとの戦闘だけでなく除霊にも長けている職業の力はというのだ。
「これはな」
「まあそれでもな」
「神託やとやな」
「進んでいこうな」
「そやな、このままな」
「進んでいこうな」
こうしたことを話してだった、二人でだった。
先に進んでいった、その中で二人共獣やモンスターの動きが野生のものではなく明らかに何者かの統率が取れたものだとわかり。
リョサはピエトリにこんなことを言った。
「これはな」
「確実にやな」
「そや、脱獄囚がな」
サイコ殺人鬼であり獣使いである彼がというのだ。
「動かしてるわ」
「そやねんな」
「そやからな」
それでというのだ。
「間違いなくな」
「私達の探してる相手はこの森におる」
「そして僕等のことに気付いてて」
「仕掛けてきてるな」
「そや」
間違いなく、というのだ。
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